2011/03/01/Tuemouse to mouse
Macのキーボードに続き,Windowsのmouseが繋がらなくなった。どうする?
と思ったら直った。
2011/03/03/Thu自閉
P-MODELや平沢進の曲の歌詞に,希求を感じても閉塞感を思ったことはなかった。
今日のこと。仕事上のメールのやりとりで,こんなことを感じた。
あれでは関係性が動かない。
27年して腑に落ちることもあるのだ。
2011/03/05/Sat記者
春陽文庫の島田一男の小説が愉しみのひとつだった時期がある。まだマゼンタ色になる前の白カバーの春陽文庫は古本屋で手に入れるのが似つかわしい佇まいだった。
島田一男と直接関係ないけれども,夕方に再放送されたテレビドラマ「いろはのい」をダラダラと見ながら,なぜ金子信雄にリーダーシップがあるのかとか,竹脇無我はブライアン・フェリーみたいに何を考えているのかわからないとか,「黄色い涙」の森本レオを思い出したとか,全体そんな感じ。
黒澤年男も出ていたように記憶しているし,まあ濃いメンバーだった。
数年後,記者の末端で数年勤めた経験からすると,実際の記者は輪をかけて濃い奴がそろっていたのだけど。まったく,本気だかポーズだかわからない奴ばかりだった。
2011/03/07/Mon雑誌
親のようすをみるために,月1回は親元を訪ねる。
用事が済むと本棚を押しこんだ部屋へもぐりこみ,雑誌やら文庫本やらを眺める。
1980年前後の雑誌や本が雑多に押し込んであるのだ。
今更もってしてもしかたないので,ときどきまとめてもってきてはネットオークションであちこちへ届けてしまおうと思いたったのはしばらく前のこと。
体験がもっとも贅沢なのだと,この年になって,そう思う。
2011/03/08/Tue図書館
家から歩いていけるところにある区立図書館へ直行。縮刷版と1時間以上,格闘したものの,めざすテーマの記事はなかなか揃わない。
癪だけれど,Webで検索しながら,朝日,読売,毎日,日経から10ほどの記事を探し出すと,12時近くになっていた。
通りを駅に向かい,1本入った路地にあるサンドウィッチ屋に初めて入った。フランスパンを軽くトーストし,半分に開いた間に,野菜や肉,レバーペーストなどを挟んでいく。
パクチーとベトナム風ステーキ(?)が入ったサンドウィッチを買って,職場へ出た。それひとつでお昼は十分なくらいのボリュームだった。
2011/03/11/Fri地震
東日本大震災。職場からは,郵便局で郵便を送った後,都電を使って1時間程度で帰る。補習に出かけていた娘は学校に泊まることになった。家内は,しばらく新宿西口でタクシー,バスを待ち,娘を迎えにいこうとしたものの,帰りが不安なため,動いたばかりの大江戸線で帰ってきた。
2011/03/12/SatAdmirable restraint
Bill Brufordは"Trio"のなかでまったく演奏していないにもかかわらず,そのことゆえに作曲者の一人としてクレジットされた。
平沢進がライブの際,在宅オーディエンスとしてネット経由でライブへの参加するサイトを開いたものの,すぐにキャパシティを越えてしまう。そのときに,参加しないという形での参加を呼びかけた。
そんな記憶がよみがえる。
2011/03/13/Sun転倒
父親のマンションへ地震で転倒した食器棚,本棚などの後片付けをしに昨日,出かけてきた。
千葉北西部,11階のゆれがすごかったようで,食器棚は使い物にならず,本棚もすべて倒れていた。
自分が実家に置いてきた本,雑誌のあまりの多さに,あらためて恐縮してしまった。
2011/03/14/Mon想像力
こんなときにこそ,想像力を失ってはならないと,自戒を込めて。
それはまた,何かの意味にすがる術であるような想像力であってはならない。これまた,自戒を込めて。
「意味」よりも「つながり」に救われることを,この年になって,はじめて実感する。
2011/03/15/Tueジャスミン
辻原登の『ジャスミン』(文春文庫)を読み始めている。これが面白い。
2011/03/17/ThuAll You Pretty Girls/XTC
Do something for me, boys
If I should die at sea, boys
Write a little note, boys
Set it off afloat, saying
Bless you, bless you, all of you pretty girls
Village and city girls by the quayside
Bless you, bless you, all of you pretty girls
Watching and waiting by the sea
Bless you, bless you, all of you pretty girls
Quiet or witty girls by the quayside
Bless you, bless you, all of you pretty girls
Watching and waiting by the sea
I think about your pale arms waving
When I see the caps upon the green
And the rocking roller-coaster ocean
Think about you every night when I'm fathoms asleep
And in my dreams
We are rocking in a similar motion
I think about the salt sea rolling
Down in pearly tears upon your cheeks
Just like the day the harbour pulled away
I think about your warm white sheets unfolding
The more I have to drink
The more that I can think to say
2011/03/19/Sat大阪から京都へ
取材のため,大阪へ。こんなときなので,家内と娘を連れて1泊2日で,京都泊にした。
天六あたりは,一昨年きたときと変わりない賑わい。中崎の古本屋「青空書房」「高山文庫」も相変わらず。前回訪れた際は開高健の文庫を数冊買ったはずだけど,今回は何も買わずにきた。
地下鉄から阪急電車経由で河原町まで。円山公園をぐるりとまわり知恩院の南までたどり着いたものの,宿泊先がわからず,車を誘導している人に訊ねたものの,わからないという。無線で聞いてもらったところ,門の西にある建物が旅館だとわかった。和順会館泊。
2011/03/20/Sun子ども
朝5時半に起き,早朝の礼拝(?)に参加。寒い。朝食後,チェックアウトし,河原町への買い物に付き合う。家内と娘が連れ立って店に入ると,とにかく距離がかせげない。
昼に岡野さんと待ち合わせしていたので,知恩院まで戻る。山門で募金をしていたので参加。と,携帯に岡野さんから連絡が入り,無事落ち合う。2歳を越えた息子さんはやけにかわいい。
一緒に昼食をとりながら,あれこれ話す。
2011/03/22/Tueナオコーラ
岡野さんいわく,金子光晴の全集のどこに何が書いてあるかまで暗記するくらい読み込んでいるという山本ナオコーラの小説が面白いと。
近所の古本屋で目にしたので,ページを捲ってみると,何だか面白そうだ。古本屋で買うことを控えた。
2011/03/24/Thu上海
『ジャスミン』を読み進めていると,5,6年前,仕事で上海へ出かけたときの行動範囲を確認してみたくなった。
2011/03/25/Friサワディー
おばさんが昨秋,調理場から降りて,店自体を別のタイ人に任せてから,ずっと出かけていなかった近所のタイ料理屋に入った。
店のなかはきれいに改装され,メニューも異なる。変わらないのは国王夫妻のポスターくらいだろうか。まずは,パッタイがどんな味になっているか不安だったので,生ビールと一緒に頼んだ。
タマリンドウを使っているのはおばさんと一緒。ただ,辛味や干しえびの香ばしさ加減が抑えられ全体マイルドに。おばさんの味付けが,かなりアグレッシブだったことに今更ながら気づく。
おいしかったのでヤムウンセンを頼んだところ,こちらは十二分に辛かった。花粉症の時期に食べるものではないと思うけど。
勘定のとき,おばさんのことを訊ねてみた。まだ,タイに帰ってはいないそうだけれど,体調が芳しくないそうで,店には来ていないとのこと。
もう少し暖かくなったら,顔を出すようなこと言っていたけれど,昨年,私がメモ帳の裏に記してきた連絡先は無事,保存されているのかわからない。
2011/03/27/Sun浮世でランチ
山本ナオコーラの『浮世でランチ』(河出文庫)を手に入れた。
2011/03/28/Monサワディー
家内と娘がよいというので夕飯はサワディーに行くことになった。意外と込んでいた。辛いものが苦手の娘に合わせて,あっさりとしたものばかりを注文すると,どれもこれも評判がよい。おまけに,おばさんのときにはなかったデザートがメニューにあるので,それまで注文してしまう。
店をみつけてから10数年。ようやくサワディで飯を食うハードルが低くなった。
2011/03/29/Tueマンダラ
夕飯日記のようになっている。
そのうち夕飯でもと言っていた友人から,今日でどうかと連絡があったので,仕事をそこそこで切り上げて渋谷へ向かった。
指定されたマンダラはなかなか見つからず,控えてきた番号へと電話をすると赤坂にあるという。半蔵門線の改札へ向かいながら,友人にメールをすると,確か渋谷の筈だとの返事。私が控えてきた連絡先がどうも間違っていたようだ。
改札で友人と落ち合い,地図を頼りに店を探す。
ところが,これがなかなか見つからない。桜通りの近くだというのは判るのだけれど,そこから先がどうしてもあたりがつかない。結局,今度は友人がプリントアウトしてきた地図にある連絡先へと電話して,それでも探すこと10分くらい。
小体なビルの3階にその店はあった。
なんだか怪しい空気が漂い方で,高円寺や吉祥寺の店のようなたたずまいだ。チベット料理専門店なのだそうで,インド料理に乳製品やタイ料理が加わったかのようなテイストで,これが旨い。
このご時勢だからだろうか,閉店まで客はわれわれだけだった。