日 記
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2011/10/01/Sat江古田
 久しぶりに江古田へ出かけた。古本屋を回ろうとしたものの,昔あった古本屋はほとんどみあたらない。粗食を食べ,ぶらぶらして帰ってきた。

2011/10/02/Sun文字数
 それにしても,ツイッターより文字数が少なくて済むのはどうしたものだろう。

2011/10/13/Thuマンガ
 夕方打ち合わせに住吉へ。終わって,フリーになった方と「すみよし」で飲む。私より2歳しか上でないことを知り驚く。
 また,マンガの話や開高健のことなどで,恐ろしく意見が合い,かなり飲む。

2011/10/14/Fri唐木田
 朝から打ち合わせに唐木田へ出かける。

2011/10/16/Sun神戸
 土曜から出張で神戸へ。仕事は18時くらいに終わり,元町のビジネスホテルへ。
 荷物を置いて出かける。ガード下のビエンナーレを見ながら古本屋を流す。『愛と幻想のファシズム』を購入。元町の有名中華店裏のカウンター飲み屋で夕飯を食べながら読む。

2011/10/17/Mon神戸
 出張3日目。六甲駅で打ち合わせ終え,芦屋で続けて打ち合わせ。大阪駅で荷物をあずけ,叔父のところへ顔を出し,帰ってきた。『愛と幻想のファシズム』を読み続けていた。

2011/10/23/Sun仙台
 会があるため,仙台へ。昼前に着いて,駅前で昼食。バスで東北大学へ向かう。バス停でお世話になっている先生と会った。
 17時前に終わり,駅前の大型古本屋へ。岩波新書2冊を買う。地下で弁当とビールを買い駅へ。大宮まで乗って,池袋経由で戻ってくる。

2011/10/26/Wedマンガ
 インフルエンザの予防接種に御茶ノ水まで行き,帰りに丸善で,こしのりょうさんの『町医者ジャンボ!!(1)』を購入。全日ファンの徹に読ませたいネーミング。
 山野浩一の文庫本はまだ出ていなかった。

2011/10/27/Thu更新
 あっという間に月末に。
 北杜夫さんと長谷川摂子さんの訃報に接する。まったく,この時期に訃報を聞くことが多いのはどうしたものだろう。

2011/10/29/Sat新書
 105円棚で,このところ新書を買っては,ぺらぺらと眺めている。岩波で10年くらい前に出た新書も読み終えた。
 上野千鶴子の『ケアの社会学』は大部な単行本だが,「at」連載スタート時から,どうもよく理解できない。優生思想とは異なる意味で,治癒,治療の視野をいかに盛り込むのかが,よくわからないのが原因のひとつであることに間違いない。
 辛さを和らげるために,治療・治癒をめざす方法は有効だと思うのだが,上野千鶴子の「ケア」はスタティックな当事者にとっての意味合いが強いように感じる。

2011/10/30/Sun文庫本
 ハヤカワ文庫で昭和の終わりに『リンゴォ・キッドの休日』が刊行された。シスコ・マイオノラスによる解説(インタビューを編集したもの?)が貴重な一冊。
 数年前,チャンドラー好きの編集者に貸したまま,その後,ほとんど連絡をとらないままだ。
 105円棚に置かれているのを見つけ,米国に行った知人に送って手元にない星野博美の文庫本と一緒に買った。
 どちらも私にとっては105円の価値などではない本なのだけど。
 あの古本屋チェーン店は,価値で値段づけしているのではないし。まあ,本の値段にしても結局,紙の重さに比例しているのだから,返す言葉はない。
 電子書籍ではじめて,本がその値段づけの呪縛から逃れられることになるのはうれしいものの,代わりに別の量で測られてしまうのは目に見えている。
 山本義隆の『福島の原発事故をめぐって』を読むと,武谷三男の技術論がベースにあることを理解できるのが本の価値のひとつだとすると,それはすでに外付けされてしまっていて,価値なんて感受性なのだと押し切られてもしかたない。

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