死民と日常

(「水俣1」「水俣2」「水俣3」から続く) 出張中,無茶苦茶やわらかい島田一男の『銀座特信局』(春陽文庫)で頭まで緩くなったものだから,途中までで止まっていた渡辺京二『死民と日常―私の水俣病闘争』(弦書房,2017)を一...

水俣

渡辺京二『死民と日常』は1/3を過ぎたあたりから面白くなってきた。 1974年の新春早々,水俣市の空は昏かった。水俣病の報道があってから10数年を経ており,学校に行く時間の前に流れていたテレビのニュースに映る患者・家族,...

水俣

買ったまま読んでいなかった渡辺京二『死民と日常―私の水俣病闘争』(弦書房)のページを捲り始めた。巻頭から順番に1971,72年くらいに発表された論考が載っている。後半には平成に入ってからの論考がおさめられているようだけれ...

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