北村薫

読書会の課題は北村薫の『飲めば都』(新潮文庫)だった。 戸板康二から泡坂妻夫直系の短篇推理小説家として北村薫が登場した頃,一連の作品には代替できない魅力をもっていたと思う。戸板康二の物語を新井素子の語り口で展開するという...

不愉快のゆくえ

年明けの不愉快なやりとり以来,連絡をしていなかった奴のことを,起きがけにふと思った。そ奴以外に,そうした物言いをしただろうか,と。 不愉快のゆくえは,結局のところ,私の甘えのような何かにあったのかもしれないと思った途端,...

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松家仁之の『沈むフランシス』(新潮社)をなんとか読み終えた。そう長くはない話なのだけれど,たとえるなら樋口毅宏の“雑司が谷”シリーズを読むほうが,どれだけ清清しいかと思ったくらいに,いやな読後感だった。 少し前には「元・...

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先日,見学してきた読書会の今月のテーマ本は,松家仁之『沈むフランシス』。何のこだわりもない知らない小説家なので,情報を検索してみた。 矢作俊彦が「新潮」に掲載した日記のなかで,「芸術新潮」の編集長について辛辣に書いている...

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