市川01

急を要する仕事が何とか終わり,すこし息をつこうかとおもっていたところ,止めていた企画の確認の連絡があった。そんなものだろう。

印刷所で出張校正の帰りに市川哲史の『さよなら「ヴィジュアル系」』が105円に売っていたので買って読んでいた。

市川哲史というと,バウハウスと新日本プロレスと必殺仕事人について書いている人,というイメージが強い。CDでアルバムリリースが華やかな頃,XTCやKing Crimsonのライナーを書いていたけれど,Japanあたりで留めておいたほうがよいのではと思ったのだ,当時は。
(追記:前半は田辺なんとかというライターだったような気がしてきた。当時,1980年代前半の「ロッキン・オン」の投稿者(というかライター)が書いた内容は記憶しているのに,誰が書いたのかはどこか混乱してくる)

「音楽と人」は当初の数号を読んだだけで,そのうち失踪したという記事をネットで目にした。数年後,復帰した書籍については以前記したと思う。

で,『さよなら「ヴィジュアル系」』は,懐かしい文体でサクサクと読み進められる。90年代の市川哲史の仕事は,私たちのどこかに張り付いているに違いない。

Tempus fugit

何冊の新刊を動かして,増刷と用紙の手配をして,雑誌の企画書をまとめている(なければならない)のか,ほとんど把握していない状況が続いている。その間に熱発したものだから,予定も何もなく,調整していくしかない。

昔,といってもたかが10年くらい前から,固有名詞をたよりにあれとこれをつなげて書いてきた文章は,今ならあんなふうに書けないと思うくらい,記憶で遊ぶことができたのだなと,読み返すと,そう思う。

記憶といえば,David Bowieの”The Secret Life of Arabia”のカバーをニューウェイヴバンドか,エレポップバンドが録音したCDを聞いた記憶がある。記憶があるものの,検索してもそれらしきものが出てこない。いや,アソシエイツじゃないんだ。

Brain hurts

非道い一週間だった。

先週の土曜日から風邪気味ではあった。ちょうど花粉症の薬を止めたところだったので,まだ花粉が飛んでいるからだろうと思って,薬を飲んだ。

月曜日は朝から調子がすぐれず,遅刻して出社。火曜日まではそれでも持ちこたえた。

火曜日の夜に何年振りかで寒気が襲ってきた。手足の先が寒くてしかたない。風邪薬を飲んで,夜中に熱を測ったところ38℃を超えていた。関節の節々が痛くなり,身の置き場のないだるさが続く。日頃,仕事ではなじみの言葉が,やけに身近に感じられた。

夕方になんとか立ち上がって着替えをしてかかりつけの医者で診察を受けた。15年くらい前,今の家に引っ越してから何かあるとお世話になっているこの医師は,ほんとうにていねいに問診から聴診,打診,触診とフィジカルアセスメントを欠かさない。一人あたりの診察時間は10分以上かかるのでかなり待つこともあるのだけれど,娘が小さい頃,肺炎を起こしかけたとき,国立国際医療センターに連絡をとっていただき,急遽,入院し,大事に至らなかったことなど,一家してお世話になっている。

熱にうなされたときの夢というと,意識だけが圧力につぶされるような決まったものが常だったのだけれど,今回の熱発では,亡くなった母親が若い頃の姿で登場したり,中学,高校時代の名前も忘れていた友人が登場したり,これ,もしかしたらヤバいんじゃないかと思った。

モンティパイソンじゃないが,本当に”Brain huts!”だった。

WORD FRIDAY

「GRAPHICATION」が申し込みさえすれば無料で届くことをあれこれ考えながら,違う意味で「ワードフライデイ」の方法も面白いと思った。

「ワードフライデイ」は,資生堂が企画・運営していたカルチャープログラムで,参加者にはしばらく後,対談内容を起こした冊子が届く。2005年に矢作俊彦と高橋源一郎の対談を聞きにいっただけだけれど,いつの時代にもこのようなプログラムはあるものだ。

昔,「ぴあ」の広告をアップした記憶があるのはJTが青山スパイラルで企画していたもので,こちらは矢作俊彦と川島透,しばらくして当時は老舗だったセゾングループのカルチャーセンターではリアルスズキさんと対談というものもあった。まだ保坂某が企画に関わっていた頃かもしれない。
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ふろく

矢作俊彦の文章を読むために「GQ」を購入しようと書店へ出かけた。売れているのは売れていないのか知らないが,発売日には茗荷谷の書店でも平積みになっているのに見当たらない。見上げると棚ざしになっている。

でも輪ゴムで雑誌が2冊束ねてある。増刊か別冊が一緒に入荷して,そのまま棚ざしにしてしまったのかと思いながら抜き出すと,別冊か何かで定価がついていると思った雑誌は付録だった。

ふろく!

読むところが少ない雑誌に読むところが少ない付録がついて,これは電子版を買えというメッセージに違いないと思いながら,帰りの地下鉄で眺めた。

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