小説/日常 公開書簡フェア Posted on 2016年6月26日 by コトナ / 0件のコメント 野方から高円寺まで歩くのは初めてだと思う。 新井薬師に住んでいた頃は,会社帰りにときどき自転車で高円寺に出かけた。子どもが小さかった頃は,家内と連れ立って買い物にきたこともある。当時は阿佐ヶ谷の七夕祭りにも出かけたし,中...
小説/矢作俊彦 アマ☆カス Posted on 2016年6月22日 by コトナ / 0件のコメント 彼が本棚から取り上げたのは,家庭用のVTRテープだった。「陣ちゃん(陣内尚武)の映画です。『大戦団』,――陸軍がオクラにしちゃいましたからね。世界でも,見た者は五十人といないはずです」 (↑第18回,↓第19回) 窓から...
小説 夜と霧の隅で Posted on 2016年6月20日 by コトナ / 0件のコメント 多くの人にとってそうであるように江戸川乱歩は別にして,北杜夫の『どくとるマンボウ航海記』とヴェルヌの『八十日間世界一周』で文庫本を読む楽しさに目覚めた。夏目漱石はまた別として。私は中学生になったばかりだった。 北杜夫は新...
小説 夜と霧の隅で Posted on 2016年6月19日 by コトナ / 0件のコメント 本書が取り上げようとするナチ国家における精神障害者大量「安楽死」と,それをとりまくナチズム期の精神医学および精神分析学の動向,さらにはその戦後への見逃すことのできない深刻な影響なども,そのひとつである。これらの歴史は,ご...
小説/矢作俊彦 本を見る Posted on 2016年6月12日 by コトナ / 0件のコメント 夜からの読書会を控え,『キャッチ=22』の,いまだ上巻を読み終えていない。決してつまらないからではないのがつらい。1章1章が短篇として完結しているかようなアイディアと完成度。隙がないというか,これほどアイディアを詰め込ま...