コルグ

楽器少年ではなかったものの,シンセはT3,ギターのデジタルエフェクタはA5と,少ない機材のなかでコルグ製品が占める割合は高かった。

M1の上位機種として開発されたT3は,実は今だに使っているほど,勝手がよい。
シーケンサに2機付いているエフェクタのスイッチオン/オフ機能が何と言っても無敵だ。小節の途中で思いきりコーラスかまし,すぐにオフにすると,妙なテンションが得られ,この小細工でつくったフレーズは数知れない。
2機のエフェクタはパラレルにかけられるので,ドラムはエキサイタだけにしておいて,リズムの骨格は変わらないままなのもよい。

パソコン環境が整ってから,DTMに移行しようとしたのの,何百倍もT3のほうが使いやすかった。曲の途中でテンポを変えるのも,三連音符でカウントしていけば,3の倍数小節でぴったり合う。
あまりに使い過ぎて,フロントパネル一式交換せざるを得なくなった。
「次に同じような故障があったら,無償で交換しますよ」とはコルグのサービスマンのコメント。「これほど使い込んだT3は初めて見た」といわれた。

A5の使い勝手もなかなかだ。スタジオで指より足のほうが忙しいなんてこともしばしば。
こちらはメンテナンスしいてないので,飛んだデータはかなりあるが,もともとギタリストではないので,演奏にはあまり影響しなかった。

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