歴史修正主義とサブカルチャー

倉橋耕平『歴史修正主義とサブカルチャー』(青弓社)を読み終えた。メモをとりながら読み返そうと思っているものの,まずは備忘録として。

先に書き留めた通り,ディベートと自己啓発ブームをつなげて検証した著者の慧眼にかなり驚いた。また,後半ではアマチュアの台頭が触れられていて,このあたりの感覚を同時代性あり/なしはさておき,掘り起こした力量もすごい。本書の内容はもちろんだけれど,どうやってそのあたりを引っ張り出したのか知りたくなる。ことサブカルチャーに関しては,著名な研究者であっても,不用意な断言が同時代性とそぐわないことが少なくない(本書で引用されている書籍のなかに,こうした欠点を抱えているものは何点かある)。疑問を出発点にして,きちんと行なった研究の力強さを感じた。ネットサイトがおもに広告で運営されている点に着眼するのも理にかなっている。

ここで触れられていないのは新書ブームというか,書かずに語りをテープ起こしして,それなりに構成しなおし本にまとめること,それもプロではなくアマチュアがうまく利用した点くらいかもしれない。加えて自費出版しやすくなった環境,といえば聞こえよいが,自費出版が成り立つハウツーが大手を振って闊歩した末に,そこに絡め取られたなかから,変質したモンスターを生んでしまったような気がする。

これについては,本書がターゲットとする時期よりかなり前から行なわれてきたことであり,長く〈トンデモ本〉の温床としていくばくかの役割を果たしてきた。ただ,その性格が変化したのは平成のはじめからかもしれない。

論破する快感を読者に与えることで一定,いや多くの支持を得る書き手は右,左問わずいるわけで,ただそ奴らの言説は,論破する対象なしには論破しようがない,その程度の語りなのだ。つい手に取って論破をたのしんでいるうちはまだしも,いつの間にか絡め取られてしまい,そのうちに似たような言葉を吐いているなんてことになりかねない。

本書が鳴らす警鐘は正鵠を射るものだ。ただ,だからといって,ここで取り上げられた環境は変わらないだろうなという,どこか諦念のようなものを感じる。

7/13・14・15

夕方から御茶ノ水で打ち合わせ。30分くらいで終わり,歩いて白山交差点のあたりまで行く。古本屋を数件覘き,結局,アムールショップの均一棚から4冊購入。一度水道橋方面に歩いたものの,結局何も買わずに,ぐるっと九段下の方に回って,白山通り交差点まで戻ってくる。で,さらにアムールショップで2冊買って休憩。家に戻り,夕飯をとって,Wordpressのセッティング。結局,手元の本・雑誌のデータベースをつくることにした。一箱古本市に並べるものもあるので,なかには売れてしまう本・雑誌も出てくるだろう。とても不毛なことをしているように感じながら,テンプレートをつくって,暇な時間に打ち込み始めた。

14日は朝から品川で学会取材。櫻田さんに会い,冒頭のギター演奏を聴く。iPhoneを忘れてしまったので,公衆電話から家に留守電を入れた。午前中を終え,品川駅で娘を待つが結局出会えず。40分以上待ったものの,数分違いで落ち合えなかったようだ。

久しぶりに,つばめグリルで昼食をとり,午後の講演を聞く。懇親会まで時間があったので,一度家に戻る。が,iPhoneはない。品川に戻り,懇親会に参加。櫻田さんがいてくれたおかげで,いい感じで進む。そのまま新大久保まで行き,ふる里で続きを飲む。かなりのにぎわいで,23時くらいまでいた。

15日は二日酔いで調子が悪い。午後もしばらく横になり,夕方,家内と一緒に墓参りに。田無経由で行き,田無に戻ってきた。アスタの地下で買い物をして, ブックオフを覘き,夕飯をとって帰る。

倉橋耕平『歴史修正主義とサブカルチャー』を捲っていた。もう少しで読み終わる。アマチュアの台頭あたりの感覚と自己啓発セミナー,ディベートブームが繋がっていくあたりは,ああ,なるほど,その感覚わかるなあという感じで,90年代をなんだか思い出してしまった。

何度か書いた記憶があるのだけれど,Windows95から97にかけての2年,せいぜい2000年に至るまで,Web上ではプロの物書きのサイトを探してアクセスしていた。「ごみでも拾うライコス」などと揶揄されたころのことだ。

そのことについて,語る背景をもった著者のサイトを確認するのにインターネットは有効だけれど,アマチュアの語りを同じレベルで拾ってしまうことに使い勝手の悪さを感じたのだ。徐々にアマチュアのサイトやブログへのアクセス数が増えていった。2004年くらいのことだろうか,「ブログが新しい」と紹介され始めたのは。いつの間には,そこはディベートノウハウを武器にしたアマチュアの独壇場となっていった。だから,プロもアマチュアもありはしない。

7/12

タイトルに日にち入れとけばいいのだと,15年以上,Webにタイトルを付けて文章をアップしておきながら,今更。もしかして昔,そんなふうにしていた時期があったかもしれないが。まあ,日にちしか明記する必要がない一日が年間,いったいどれくらいあるだろう。

娘が夕飯を済ませてくるというので家内と待ち合わせて夕飯をとる。ここ何回か入った,ほぼカウンターだけの炭火焼きの定食屋。帰ってから,パソコンまわりの設定の続き。島田一男「山荘の絞刑吏」を読み終えた。あとで,先の投稿に加筆する。

C9は,もしくはj:comはときどき止まってしまうので,とりあえずiPv6を切る。快調につながるかと思うと,急に切れる。つなげるサイトの重さも影響するようなのだが,原因はよくわからない。

その影響なのか知らないが,ラップトップの更新が滞る。1時間くらいかけてアップデータを終え,FirefoxにChromeの履歴を移した。Windows10,職場,iPhoneのFirefoxと同期させたので,使い勝手は悪くない。

1990年代にディベートが流行ったことがある。というよりも,それ以降,たとえば内田樹の本が流行ったりしたのはディベートブームの果てなのだろうと思う。語りたいことをもっていて,方法としてディベートを使うのと,初手からディベートの技術を習得して,論破するのは違うんだよな。結局。後者ばかりはびこってしまった気がする。

メーラー

仕事が次の山場に入る前に,家の通信環境を調整中。

娘と家内は新宿ルミネエストのレストラン街リニューアルに当たったらしく夕飯を済ませてくるというので,中井の中華料理店で夕飯を済まして家に戻る。

ネット古書店に注文してた田中末『陣中看護記』(有朋堂)が届いていた。実店舗があれば歩いて行ける距離の住所。注文翌日に届くのはありがたいものの,いや,何が不満なのだろう。

とりあえずラップトップのブラウザーの設定をし直す。Windows10移行のときにプロファイル.iniを外付けHDDに移した記憶があるので,つなげてファイルを検索した。すると,FirefoxとThunderbirdのプロファイル.iniが見つかった。結局,Windows10の設定をするときに,このファイルは使わなかったのだった。やっかいなことをしてしまったものだ。

Firefoxをダウンロードしても,このファイルを入れていないから開かない。Chromeで検索して,プロファイル.iniの格納場所を確認し,ファイルを移動。今度は開いた。続いて,Thunderbirdもダウンロードし,同様にプロファイル.iniを格納する。

問題はここからだ。

6月の中旬以降,いくつかの端末でメールがうまくつながらなくなった。あれこれ設定を変えて,Windows10とiPhoneはどうにか送受信できるようになった。Thuderbirdにアカウントをつくり直し,パスワードと送受信のサーバーなど設定するのだけれど,うまく認証されない。

手を尽くしてもうまくつながらない。しかたないのでレンタルサーバー内のメールアドレスを設定しようかと思ったが,たぶん手を尽くしきっていないであろうことは確かだ。もう一度,アカウントを設定していくと,送信サーバーの候補が埋もれていた。それを掬い上げて接続してみたところ,数年ぶりにこのラップトップでメールがつながった。

Windows updateが何本かたまっているので,その更新がてら,DS216jにインストールしたWordpressの設定をはじめた。ところで,このサイト,何に使うんだろう?

ルーター

暑い。湿気も非道いので,体力を消耗する。体重は落ちない。

来期の準備を始めながら,帰りぎわに雑誌の白焼きをチェックする。19時頃に会社を出た。途中,休憩しようかと思ったものの,ルーターのセッティングがあるからと考え直し,家まで直行。

ビールを片手に,ラップトップパソコンをたちあげ,TP-Link Acher C9とつなげる。設定を調整しようと思ったところ,ことのほか具合がよい。家内に確認すると,日中もかなりスピードが出たうえ,安定していたそうだ。

とりあえずラップトップのもろもろを更新する。その後,iPhoneの管理アプリを入れて,そこからチェックしてみたところ,なんだかよい感じで動いている。

夕飯後,ラップトップのメーラーにアカウントをつくろうとするのだけれど,うまくいかない。Windows10に移行する際,ThunderbirdとFirefoxから致命的なデータを抜いてしまったようで,それ以来使えないのだ。再インストールしても同じ症状なので,ChromeとOutlookをメインにするよりほかない。Chromeはまだしも,Outlookがこのところうまく動かない。6月の半ばからWindows10のThunderbirdも送信できなくなったが,こちらはアカウントの設定を変更してなんとか使えるようになった。Outlookは相変わらずの調子だ。

同じ頃,ルーターとWindows10のセキュリティを調整したので,その影響かと思った。それなりに長く使い続けていたB社のルーターを買い替えたのはそのためでもある。しかし,大勢に影響ないところからすると,プロバイダーが何か仕様を変えたのかもしれない。

やれやれ。この前,「人生はWindouw updateのためにあるんじゃない」というツイートをみたけれど,ここ15年のかなりの時間,MacやらWindowsのトラブルに頭を悩ませている気がする。とはいえ,プラモデルつくっているような感覚が一方であるので,必ずしもトラブルだという認識には乏しいものの。

で,NASにWordpressをインストールしたんだ。その設定を進めようと思い,ラップトップでメールが見られたほうが安心だからアカウントの設定をしていたのだった。

レンタルサーバーの更新を終えて少しだから,来年までこのアドレスで進めるものの,使い勝手がよければ,自前のサーバーから発信してしまってよいと思うのだ。

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