御茶ノ水

夕方から御茶ノ水で打ち合わせ。久しぶりに丸善を覗く。棚が二階まで広がってから,そちらのフロアを見たことがなかったのだ。立派な書店になったことと,だからといって買いたくなる本が並んでいるかは別だ。いや,買いたくなる本が並んでいても,そこで買うかどうかは別だ,ということ。店を出て,向かいの三進堂書店を少しみる。この店はたぶん私が10代の頃から同じような佇まいで,ここで卒論用に広田伊蘇夫の『精神病院』(岩崎学術出版社)などを手に入れた気がする。

東に少し移り,信号を渡る。初めてソラシティに入った。でかい。その大きさが,このあたりには不似合いな気がする。打ち合わせをする店を探し,地下の広場に降りる。店を決め,19時から打ち合わせ。結局,終わったのは21時半を過ぎていた。

中央線で新宿まで行き,山手線に乗り換え,家に着いたのは22時過ぎ。

MOBO

Amazonで手に入れたわけではないにもかかわらず,カスタマーレビューに投稿してしまった。MOBOの折り畳みキーボードを手に入れてから,日に日に使う頻度が増えたことは留めておきたかったのだ。

他のBluetooth接続キーボードを使った経験がないので比べようはないけれど,このキーボードなしには,iPhoneでパソコンとほとんど同じことができる実感は湧かなかったと思う。

3年少し前,iPhone6Plusを手に入れたときのこと。昌己から「アプリをいちいちインストールしなくてもPDFから何から,メールに添付されたデータをチェックできるて便利だよ」と言われた。ところがいざ使い始めても,その便利さをあまり感じなかった。つまり確認しただけで,そのデータに何かを追加したり,コピーして必要な箇所を別のデータに貼り付けたりするのには全体,あまり使い勝手がよくなかった。もちろん,私にとっては,だ。

画面上を長押しして必要な箇所を選択した後,別のファイルに貼り付けても,その後,文字を打つのが本当に面倒くさかった。結局,電話とメール,サイトやSNSを確認するくらいに使うだけで,iPhone自体で役立ったのは写真撮影と緊急時の録音くらいだった気がする。

問題は,文字入力に関する動作の煩わしさだ。平成に入る少し前から,誰に教わるとなく日々続けてきたキーボードとマウスによる入力・操作の慣習を捨て去るのはもったいない。ラップトップでマウスを使わない操作には慣れた。残るのはキーボード,特にショートカット操作は欠かせない。

MOBOのキーボードを手に入れて,しばらくの間,ショートカットが効かなくて苦労した。Gboardをインストールし,コントロールキー代わりにコマンドキーを使えるようになってから(これも私にとってのことで,もしかすると初手からコマンドキーをショートカットに割り当てられるのかもしれないが),日に日に使う時間が増えた。

今やパソコンで私が行なうような程度の作業はほぼ,iPhoneで代替できる。残った問題は,パソコンで私が行なうような作業の7割くらいは仕事に関するものだという事実を,どう塩梅するか,だ。

加齢

朝から歯科受診。3か月に一度の健診で,問題なく終わる。そのまま茗荷谷まで行き,totoruで朝食。ついでに本サイトの更新を済ませた。事務所で原稿整理1本を終え,念のためデータを自宅に飛ばす。

15時過ぎに池袋着。構内のバールのようなところで赤ワインとフィッシュドッグ。「新潮」の「ノモレ」を読み終えた。家内と待ち合わせてゴリラカフェに入る。娘も合流し買い物。東武百貨店の「北海道展」で小樽の地ビール一杯。帰りにVANでカーディガンを購入。夕飯用にお弁当を買って帰る。

新しいものに興味がないわけではない。ただ,気がつくと昭和40年代から60年代にリリースされた曲を聴き,本を読む時間が長くなっている気がする。その頃,聴いたり読んだりした作品について,当時とは違う感じ方をするのが面白い。こればかりは歳を経なければわからない面白さだ。

「努力して神様になるより,生まれたときから神様のほうがいい」,10代の頃からそんなふうに思っていた気持ちは今もあまり変わらない。ただ,神様だって歳をとれば,考え方を変えてもおかしくない。自分が歳をとって,まずよかったと感じるのは,そういう考えに頷いてしまうときだ。

高円寺

来週のハードスケジュールは体力を使うものの,1つひとつは楽しみで,今週末の貴重な休日を高円寺で費やそうと思ったものの,家を出たのは15時過ぎ。

東中野まで歩き,線路脇に昔からある立ち食いそば屋で遅めの昼食。そのまま高円寺に向かう。

ルックを登り,アニマル洋子で石森章太郎『アガルタ』を購入。そのまま四半世紀ぶりに新高円寺あたりまで歩く。

小洒落た店が増えたけれど,たとえば三軒茶屋のような居心地悪さを感じないのはどうしたわけだろう。まあ高円寺に土地勘があるというのは大きい。

新高円寺駅先のブックオフまで行った。何も買わずに戻る。都丸書店で文庫本と森雅裕『自由なれど孤独に』(講談社),『白バラは散らず 改訳版』(ショル,未來社)を見つけ購入。上島珈琲店で休憩。

娘,家内と待ち合わせて,再びルックを登っていく。日が落ちるとかなり寒い。娘がバッグを探していたのでアドニスに入る。ものはよいが,それなりの値段だなあと思ったら,誕生日プレゼント代わりということで自社製の機能的な皮のバッグを買う。昔,西新宿の事務所に通っていた頃,使っていたバッグを思い出し,なんだかこの店で手に入れたもののように思えてきた。

ホノホノカフェで夕飯後,会計のときに置き忘れてしまった『白バラは散らず』を取りに上島珈琲店に寄る。

東中野からタクシーで帰る。中央線各駅だというので一度,中野で降りたら土曜日のこの時間,総武線自体,走っていない。いつの間にか週末や早朝・夜の総武線は中央線各駅に吸収されてしまったようだ。

それにしても高円寺の居心地のよさ。平成の初め,しばしば通った頃よりも親近感を覚える。

三軒茶屋

夕方から打合せ2件。1件目を池袋で30分で済ませ渋谷経由で三軒茶屋に。世田谷通りを若林のほうまで歩き,こちらも30分程度で終わった。

大学受験のとき,何度か三軒茶屋のビジネスホテルに泊まった。試験日前日だというのに名画座で映画を見てしまった記憶がある。学生時代にはほとんど来ることがなく,年に数回仕事でやってくるようになったのはここ10年少しのことだ。

いまだにこのあたりの位置関係が把握できないので何と書けばよいのかわからないものの,初めて来たのは若林のほうにまだブックオフがあった頃のことだ。

太子堂から首都高の向こうまで久し振りにぐるぐると辺りを歩き回り,打ち合わせではなく,そのせいで疲れてしまった。面白い町な一方,どこか落ち着きがない。『ららら科學の子』の主人公の実家はこの辺りだという設定なのだけれど,世田谷線のイメージとなぜかつながらない。

太子堂の暗渠を越えた奥にある古本屋兼骨董店を覗き,駅まで戻る。高速を渡った向こうの商店街まで行き,古本屋でコンビニ本の「サイボーグ009 地下帝国ヨミ編」を買い,首都高沿いでラーメンを食べて帰る。

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