家にiPhoneを忘れてしまう。事務所で午前中,仕事を済ませ,昼に自宅まで戻る。そのまま西武新宿まで行き,税務署へ。小滝橋通りから先のバイパスのような道にはいまだ慣れない。書類をもらって用事は済む。大久保のあたりの食堂で昼食をとってから帰ろうと思い,久しぶりに斜めに入る通りのあたりをチェックする。めぼしい店がないので,大久保の南口から新大久保に向かって少し歩いたところにある韓国居酒屋を覘く。
6,7年前,何度か利用したところは,新型コロナ禍を越えて店を維持していた。幸いランチも営業していたのでカウンターに座る。おかあさんは相変わらず,暑い暑いといいながら,水に浸した白菜をスプーンですくっては食べている。傍からみるとすこし妙にみられるかもしれない。
石焼ビビンパを頼むと,先にキムチ2皿に加え大豆を韓国風に炊いたもの,卵スープがついてくる。750円で昼からおなかいっぱいになってしまった。新型コロナ禍で客足が遠のき,ようやく少しだけ戻ってきたところだという。久しぶりに夜,寄ってみようかと思う。
平成のはじめ頃,望月三起也が描いたように新大久保から西武新宿に向かうあたりの高架下には夜になると海外からの出稼ぎ女性が立っていた。その先を越えると今,職安通りから高田馬場に向けてここにも一本あたらしい道が通っている。ロッテ工場がなくなってからどれくらいになるだろう。
このあたりに新しくできた道はどうもしっくりこない。猥雑な道を西武新宿駅に向かうほうが相応しいにもかかわらず,全体,陽の当たる景色に殺伐さを感じるのだ。