いなかのじけん

日曜日は参議院選挙。

暑さのためか,早くに目を覚ましてしまった。休日とはいえ,事務所に行くのは午後からでよいと思っていたものの。朝食をとり,結局,1時間ほどふたたび横になる。したくをして選挙に向かう。与党ではないという選択肢のもと,幸い今回はどちらも当選につながった。事務所に行き,単行本のチェック。付き物のデータをまとめたあと,雑誌のデータ確認など。

18時くらいに事務所を出て新井薬師前駅まで,文林堂書店に寄る。単行本1冊を購入し中井まで戻る。おかずを買ってから帰宅。寝室の堆い本の山を崩し,『インサイド・ザ・リーグ』を引っ張り出す。

元首相の殺人事件は言論への挑戦どこか,統一協会に絡めとられた家族により被害を受けた人が私憤をはらすために行なったもののようだ。いまだ統一協会による被害者が出てしまう状況に驚く。与党が勝共連合のようになってしまったのだから浄化作用を求めるのは難しいのだろうけれど,こんなときこそ環境管理し,近づかない工夫が必要なのだ。

1980年代,原理研やマルチ商法,自己啓発セミナーなど,洗脳の手法を用いる組織のどうしようもなさはメディアでさんざん取り上げられた。思えばそれは健全な時代だったのだ。辻邦生まが”シェイクスピア的空間”と俯瞰し得るほどに。ただ,行動主義心理学を扱うときの技術論がないまま,その技術のみ医療や組織変革などにまで広がり用いられてきたなかで,洗脳の手法は生き延びてしまったのだろうな。

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