決算に必要な数字をまとめるめどがついたので,昌己にメールしてみた。夜,飲むことにした。
18時半過ぎ,先輩とともに事務所までやってきた。少し話してから,川の向こう側の居酒屋まで行く。気がついたら23時過ぎで,すっかり飲んでしまった。
先輩は在学中はまったく面識がない人で,10数年前,業界に先輩がいることを知った昌己が年末の飲み会に誘ったときが初対面だったはずだ。数年に一度,飲み会で一緒になるくらいのつながりで,前回会ったのはいつだったかすっかり忘れてしまった。今は昌己が勤める会社で編集者として勤務している。
ハンリードギーの頃からのデヴィッド・ボウイファンで,その頃のロックファンの一定の割合を占めた美形ミュージシャンを渡り歩くファンであったことを初めて知った。現在,60歳前後で,10代のころからのロック好きに尋ねておくべきことは少なくないと思う。その人たちがもっている体験は,たぶん,その後,すっかり違う文脈で語られてきたのではないだろうか。
酔っ払いながら,当時のことをもう少し聞きたくなってしまった。