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週明けに新刊に関連した記事がネットで公開されると連絡を受けた。決算でただでさえバタバタとしているところに,取り繕う程度とはいえ,その対応は優先すべき。慌ただしくものごとをすすめる。

数で評価すべきことではない,いや,数ではない居場所を確保しよう,そればかり考えてきたにもかかわらず,生業の責任をすべてみずからでとる立場になると,その居場所に経済的価値を付加しづらいことに直面する。

昌己と先輩と飲んだときも,そこに話が至った。酒を飲みながらする話ではないんだけど。無意識に意味付けしてしまったジグムント・フロイトという男は,なんと罪なことをしたのだろう。言い間違いに意味があるなんて,そんなに逃げ場を封じ込めたいのだろうか。そんな話から始まって,平沢のone/the otherの関係からはずれたanotherの立ち位置を表現に見出したことについては,その後,面白くなくなったように思えるとはいえ,それは救いだという話。偶然を解釈せずに偶然のまま面白がることができないような,まるで関ジャムなんとかという番組のような指向。そんなことをごちゃごちゃと話した。

で,途端,これまで定期購読者を増やすための方策に悩んでいたところに,こんなに手っ取り早く,人とつながることができるのだと,不思議な感じがした。でもなあ,という衒いを抱え込んだまま。

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