朝から調子がすぐれない。からだは重いし,全体鈍い感じがする。生暖かい風。事務所に行き仕事を済ませ,昼に一度家に戻りシャワーを浴びる。少しは好転するかと期待したものの,ますます調子が悪くなる。偏頭痛がしてきたので,ドラッグストアで葛根湯を買い飲んでみた。それでも調子はあまり変わらない。
17時過ぎまで仕事をして,帰宅。気温は下がっていないものの,非道い雨になっている。
島田一男の『昼なき男』『零号租界』『野獣の夜』の外池洋祐シリーズを捲っている。他に短編で書かれた話があるのかもしれないが,長編3作をまとめて文庫で復刊すると,それなりに反応あるのではないだろうか。
島田一男の小説は,読み続けていくと,もはや筋などどうでもよくなってきて,途中からでも,どんなシチュエーションだったかも気にならなくなる。まあ,小説はそういうものなのだろうけれど,途中からでも読めてしまうのは埴谷雄高の夢野久作評に示されたある種の座標軸とはいえ,まさか埴谷雄高も島田一男の小説になぞらえられるとは思っていなかっただろう。