週末

金曜日にデザイナーと飲む予定も含みおいて,前日,昌己に声をかけた。3名で川向こうのミートボール居酒屋に予約を入れた。

デザイナーの都合が悪くなってしまい,急遽,徹に声をかけて3人で飲むことになった。仕事の話はあったりなかったりで,あっちに話が行ったり,こっちに飛んだりで,まあたのしい飲み会だった。

帰宅して1時間ほど経てから眠ってしまった。家内は友だちたちと旅行だ。4時くらいに起きて,ふたたび眠る。酔っぱらっていたこともあって結局,9時間以上眠ったのではないだろうか。10時前に起きてシャワーを浴びる。事務所に寄ってから先日,検査を受けたクリニックに結果を聞きに行く。血液検査の結果はすべて正常範囲内で,血圧,心電図検査の結果と合わせて問題ないとのこと。この2年くらい,健康診断を受けていないので,結果に安堵した。

事務所に戻って仕事をして,夕方,マッサージを受けに出る。無茶苦茶凝り固まっていて,どうにかほぐれた感じだった。夕飯はぺいざんでとって帰宅。昨日の話よろしくあっちの本を捲り,こっちの本を読んだりしていつの間にか眠ってしまった。

日曜日は昼前から事務所に行く。著者と電話で1時間ほど打ち合わせ。少し作業をして帰宅。徹から借りてきた原一男の『水俣曼荼羅』第2部を観る。本を読みながら昼寝。夕飯を食べ終わった頃に家内が帰宅。

水俣病については,石牟礼道子の作品ではなく,原田正純が記した新書を通して理解したことと,吉田司の『下々戦記』の影響が強いのだろうな。水俣病問題を通して,いまだに解決がされ得ない状況は,なんだか第二次世界大戦後の解決がされ得ない状況に似て,矢作俊彦が言うところの,この国の曖昧を欺瞞で糊塗する尻ぬぐいのしかたに由来するのだろう。被害者を悪く言うつもりはまったくないものの,「水俣曼荼羅」を観ながら,1980年代はこうした力動から離れようとばかり感じていたことを思い出した。

このところYouTubeでラインベルト・デ・レーウの演奏を聴いていたので,なおさら学生時代に戻ったかのような感覚なんだろうな。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top