5/19

耳鳴りが続きので朝から通院。前日にwebで予約を入れた。医師は変わらず防護衣を纏い診察する。検査をしたものの,高音域の聴力が下がっている以外,目立った所見はない。薬の処方もなく診察のみで終わる。仕事の用事を一件済ませて事務所に戻る。朝食を兼ねて駅前の喫茶店で休む。

昼過ぎに東中野のセコハンショップに行き,打ち合わせ用のテーブルを物色する。土曜日の午後に打ち合わせがあるので間に合わせなければならない。並んでいるもののなかから選んで夕方届けてもらうことにする。

事務所に戻り,発送の準備と企画の詰め。そろそろ事務仕事をお願いする人がいても手持無沙汰にならないくらいは作業が出てきたような気がする。

20時過ぎに退社。予定している仕事のうち,進むものはもちろんあるものの,まだまだ予定通りには運ばない。

5/17

発送の手配。印刷所と打ち合わせ後,企画書の作成。昼に一件,打ち合わせの連絡を入れ,13時過ぎに事務所を出る。新宿で青年劇場の「眞理の勇氣」。2幕2時間半以上。年齢層の高い客が多く,平日午後の観劇はだいたいこんな感じなのかと思う。重い内容だったものの,意図としては戸坂潤とその時代を留めておくことの意味が強いのだろう。唯研内での論争などについては触れられていなかった。論争も「眞理の勇氣」の意があることを考えると,まだまだ切り口は見出せるのではないだろうか。

事務所に戻り,仕事の続き。20時過ぎに区切りをつけた。

島田一男『満月夫人』を読み進めている。警官を殺すことは辞さない島田一男流ルパンは連作になるキャラクターのように感じた。それにしても博覧強記。旧満州で記者をしていたからだけではない気がする。

5/13

予定が詰まっている。こんな日は午前中に間隙がやってきて,どうしたわけか手持無沙汰になることがある。

出勤してから納品伝票を3枚つくる。電話の対応をひとつふたつ,新刊見本が到着した。それぞれの用事は意外と時間がかからずに終わる。サワディーで久しぶりに昼食をとり,午後からWeb会議。1時間半ほどで終わる。浦和まで本をもって出かける。雨。

幸い軽い本だったので小体な段ボール箱に収め抱えていく。駅からタクシーで5分ほど。1時間ほどで打ち合わせを終える。事務所に戻り,仕事の整理。日高屋で休憩,島田一男大陸小説集を少し読む。

梅雨に入ったかのような天気。

5/10

まだ上顎のやけど痕はものを飲み込むときに痛む。

午後にATから振込を数件した後,クリクリ珈琲で豆を購入して事務所に戻る。夕方,久米君から電話。18時くらいに来社,いろいろと打ち合わせ。帰宅後,夕飯をとり,仁木悦子『枯葉色の街で』(角川文庫)を読み終えた。中編にまとめてもさしつかえない話だなあと思う一方で,読みながら,昔,布団のなかに入り文庫本のページを捲っていた頃のことを思い出した。懐かしい感触の小説だ。

四半世紀前。大泉学園の小泉農園の手前に古本屋があった。結婚してはじめて住んだのは少しだけ西大泉方面に入ったあたりで,よくその古本屋で本を買った。東中野の銀座通り商店街にあった古本屋似たつくりで,真ん中にパーテーションはなく長方形の左右の壁に本棚が据えられていた。数年後,閉店セールのとき,角川文庫に収められた仁木悦子の小説を5,6冊まとめて購入した。

購入したはよいものの,なんだか読む気になれず,かといって処分することもせずに引っ越しのたびもってきた。どこだっただろう。少し前,書店で「日本ハードボイルド全集」に仁木悦子がラインナップされているのを見て捲ってみた。この手の小説も書いていたのか。と思い立ち,処分する本の山をつくったまま処分せずにいるなかから一冊引っ張り出し読み始めたのだ。

残り数冊のタイトルは記憶にないけれど,読み進めていくことにする。

5/8

連休が終わる。事務所に行き,家内と買い物に出かける。普段と大して変わりないとはいえ,仕事に追われていたり,平沢進とふつうに話すなど,夢の内容が妙な具合だった。

土曜日は午後から家内と出かける。高田馬場で用事を済ませ,フラットリアの1階にできた喫茶店で昼食をとる。この場所はケーキ店を長く続けた後,使い勝手が二転三転し,しばらく前から喫茶店に戻った。場としては,これがふさわしいのではないだろうか。新宿経由で高円寺まで。古着屋でトラウザーズを見繕う。少し短めだけれども手ごろな一本を購入。買い物をして夕飯を買って帰宅。

日曜日は事務所で仕事。広告をつくり,米国の著者とメールで打ち合わせ。夕飯を買って帰るつもりで事務所を出たけれど,雨が降ってきそうな感じがする。中野のほうまで行く予定を変更して沼袋で降り,ピザとニョッキを買って帰宅。食後眠くなり,1時間くらい横になる。金曜日の昼食のとき,上あごの奥をやけどしたところがまだ痛む。

週末はこの前,田無のブックオフで購入した『つけびの村』(高橋ユキ)をたらたらと捲っていた。久しぶりに数時間で読み終え,処分しようと積み上げた本の山から大槻ケンヂの『読み倒れ』を何気なく読み始めたら止まらなくなってしまった。同じ本の山から仁木悦子『枯葉色の街で』を読み始めた。処分するはずだったのだけれど。

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