9/4

雨はほとんど降っていないくらい。午前中から事務所で仕事。手紙を2通書き,返信しなければならない葉書もついでに。著者校正の準備。途中,不動産屋に行き,保険の契約を済ませる。16時くらいに家内がやってきたので,東中野経由で高円寺まで買い物に行く。サルトリイバラ喫茶室。さらに入室条件が厳しくなってきた。先に出て,デイズで事務所の用品をあたる。ペン立てやガムテープホルダー,鉛筆削りなどを購入。家内と駅のほうまで戻り買い物を済ませる。東中野で夕飯用にお弁当を買う。事務所に寄り,買った品物を置いて帰宅。夕飯後,疲れてしまったのか1時間ほど眠る。

繰り返しになるけれど,あとはネットと電話。

9/3

で,9月になっていた。朝から事務所で仕事。MacBookAirも持ち込んで,とりあえず,この1か月の残渣を整理する。郵便を出しに行くついでに昼食。雨。午後も事務所で仕事の続き。夕方まで続けて,帰宅。家で少しだけ続きを。

連絡が必要な要件が入ると,なかなか仕事が進まず,というか,まあ,それも仕事ではあるものの。ようやく事務所が仕事場っぽくなってきた。あとは電話とネット回線を引っ張ればOKなのだが,これがここ数週間,ネックになっている。

渋谷

午後から渋谷の弁護士事務所に行く予定が,その前に茗荷谷まで行かなくては済まない要件が出てきた。事務所に寄り,用意をしてから茗荷谷まで。その要件を済ませ,渋谷まで。13時からの打ち合わせにほぼぴったりと道玄坂に着く。1時間少し打ち合わせ。事務所の鍵なども渡して,とりあえず一区切り。後楽で少し遅めの昼食。寒い。吉祥寺まで出ようかと考えたものの,先に新宿で手続きを済ませることにする。かなりスムーズに終わる。バスで下落合まで行き,帰る。家で請負の仕事をすすめる。

サンエーの均一店で島田一男の文庫を買おうかと迷う。もっているものだ,たぶん。この頃,渋谷の土地勘がついてきた。いまだにハチ公前が山手線の外側という感覚だけは意識しないとついてこない。

茗荷谷

朝,茗荷谷の事務所で印刷所から初稿を受け取る予定。カートを引っ張って中井から行く。校正を受け取った後,弁護士から頼まれた資料を探し,その他,一回の移動で運べるものを簡単に選ぶ。昼前に事務所を出て,中井まで。荷物を置いて近くの中華料理店で昼食をとる。明日,弁護士に渡す通帳のうち,記帳していないものがいくつかあり,近くで済ませられるものを選ぶ。校正を渡した後,高田馬場まで行き記帳。ブックオフを覘いて事務所に戻る。明日,弁護士のところにもっていくものを仕分けして帰宅。

事務所が茗荷谷に移転したのは2012年の夏だったから10年前のこと。同潤会アパートはすでになく,地下鉄の駅前はきれいになったばかり。Booksアイがあり,そこから拓殖大学に向かうならびに何軒かの店が開いていた。春日通りを大塚に向かって左手にはバスの駐車場がひろがり,右手のTRCはまだもう少し先だった頃だ。

新大塚から一駅の距離だけれど,それまでの20年,たぶん一度も降りたことのなかった茗荷谷駅界隈はとても使い勝手のよい町で,仕事をするには大塚に比べると遥かによい環境だった。大塚は陽のあたる通りとそれ以外の差が大きく,それが町を面白くしていた。ただ,全体,寂れた感じは拭えない。たとえ近年,きれいになったとはいえ変わることがないように思う。

茗荷谷は表裏があまりない町だ。裏通りに入っても,町の様子はおおむね一貫している。不忍通りの手前,共同印刷通りの少し手前まではそんな感じが続く。春日通りにはナチュラルローソンがあり,ここが思いのほか便利だった。岡皮膚科はじめ,とてもよいクリニックが多いことも通勤するようになって知ったことのひとつだ。

一人で飲むときに便利な店,仲間内で飲むときに入る店,かなり上等な店,どれもが駅のまわりに揃っていることも知った。

いくつかのレストランに入ったが,ル・ピラートの美味しさとコストパフォーマンスのよさはこの10数年入ったお店で一番だ。仕事で茗荷谷に行くことはほとんどなくなるものの,ル・ピラートには行くと思う。

役所はダメージと徒労を抱えさせる檻である

雨が降り出す前に事務所から必要なものをとってくる予定を立てていた。気候のせいか体が重い。8時に起き,したくをしていると9時を回ってしまった。予定を変更して,仕事の連絡をいくつか済ませ,事務所に行く。印刷所と1時間ほど打ち合わせ。昼食をとり,自宅で仕事の電話。15時過ぎに出る。まだ雨は降り始めていない。

大江戸線で飯田橋まで。パートの人の手続きがまだ済んでいないので来たのは3度目だと思う,今回でたぶん。4回目かもしれない。結局,タイムカードが足りないので受け付けられないといわれる。そんなこといわれても,それしか見つからないのだからしかたあるまい。こっちは無休のローディー,ピート・シンフィールドみたいなものなんだけど。適当な出勤簿をつくって郵便で送ってしまおうと思う。さすがにこれだけのためにもう一度来る気にはならない。

何らかの手続きをしに役所へ出かけても,達成感が得られることはほとんどないばかりか,カフカの世界に迷い込んでしまったかのような徒労とダメージを受けて帰る。その繰り返しだ。

事務所に戻り,仕事をしようと思ったものの,公式には明日から電気が開通することになるので,ブレーカーを下げておいてください,といわれたのを思い出す。今日,事務所で仕事はできないな。少し買い物をして帰宅。仕事の続き。夕飯をとり,仕事の打ち合わせをしたり。

飯田橋と高田馬場のブックオフに寄る。均一棚から石森章太郎のマンガとその他,文庫本を買う。こちらでめぼしいものがなかったら,鬱屈としてしまったにちがいない。それだけは救われた。買った本すべて事務所に置いてきてしまったものの。

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