中井英夫

「人を取除けてなおあとに価値のあるものは,作品を取除けてなおあとに価値のある人間によって作られるような気がする」(辻まこと)ということで,鶴見俊輔関係の本を捲っていたところ,すっかり忘れていたくだり。 小熊 ……共感する...

街の人生

岸政彦『街の人生』(勁草書房)を読み進めながら,30年前の雑誌「スタジオ・ボイス」に掲載された徳田正博さんによるインタヴューと写真を思い出す。 二月七日朝,ひとりの男が息をひきとった。犯行グループは横浜市内の中学二,三年...

エクソダツ症候群

あとあと何かと助かるので留めておきたいのだけれど,7月に入っても,なかなか記録は続かない。以下,FBへの投稿に手を入れたもの。反精神医学や比較文化精神医学に関する文献が少しは手元に残っているので,ついページを捲ってしまっ...

科学と技術

書店で「パブリッシャーズ・レビュー」をピックアップ。『技術システムの神話と現実』(みすず書房)の書評タイトルは「脱成長社会の『正気』の技術を求めて」,「未来世代への責任を探求する科学・技術論」だった。 このところ,科学技...

ミルグラム

大学時代の友人たちと飲んでいると,1年のときに,ゼミの教授主催でエンカウンター・グループがあったことをはじめ,まったく覚えていない話があれこれ登場した。当然,それらに私は参加していない。 セラピーやワークなどの体験を自分...

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