Thomas Newman


仕事をしながら,YoutubeでTop Tracks of Thomas Newmanをときどき流す。

酒の席での話から,自分がウィノナ・ライダーのファンだったことを思い出したのは少し前のことだ。彼女の名前さえすっかり忘れていたのはなぜだろう。20年近くまとめられないストーリーの登場人物のひとりは彼女がモデルだった。
「ビートルジュース」か「シザーハンズ」,どちらかを見てファンになり,遡ったりリアルタイムで見たりして「キルトに綴る愛」までは追いかけていたと思う。その後,映画自体見ることが少なくなっていったので,久しぶりに名前を聞いたのは例の万引き報道だ。

トーマス・ニューマン作「キルトの綴る愛」のサントラはリリースされたときに手に入れた。家庭をもち,まだ家でパレ・シャンブルグやスキニー・パピーを聞くことは躊躇っていた当時のこと。大泉学園の畑に佇むアパートで,そのアルバムは休日に家を片づけたり本を読んだりするときのBGMにぴったりだった。オールディーズに思い入れはないものの,オムニバスにオリジナルが紛れ込んだかのような構成が気に入った。後にまんじゅう型のiMacを手に入れた際にも,このサントラだけは早速,取り込んだ。

夢ではなく,なつかしさ。なつかしさは気に障ることがない。フォーマットを変えながら,それ自体が記憶と繋がっていく。
「キルトに綴る愛」の内容はすっかり忘れてしまった。だから,このアルバムを聞くと思い浮かぶのは実は映画ではなく,トルーマン・カポーティの『遠い声 遠い部屋』だ。

引退したとばかり思っていたウィノナ・ライダーは早々に女優復帰していたのだということを今頃になって知った。

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