軽井沢

北杜夫の文章にしばしば登場し,中井英夫が避暑に訪れていたのは(当然だけれど)生活がよかった時期だと死後,誰かが書いていた。軽井沢というと,あとは加藤和彦の最期という強烈な記憶がある。

週末に季節外れの軽井沢へ家族と出かけた。まだ寒く,時おり強い風が吹くなかで,思いだしたのは猪瀬直樹の『ミカドの肖像』だった。西武線沿線に四半世紀住んでいるというのに,いまだ軽井沢とか箱根とか西武グループがかかわる観光地(?)に違和感を覚えるのはどうしてなのだろう。

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