神戸


はじめて神戸に足を踏み入れたのは,小学校にあがる前のはずだからギリギリ1960年代だと思う。西淀川に住む親戚の家で車に乗り換え,神戸からカーフェリーで別府まで行った。阿蘇を横断して天草五島まで,いったいどれだけ車中で過ごしたのだろう。幸か不幸か,その記憶は当時の写真の中にしかない。

西宮まで,つまり甲子園球場へはそれから10年,毎年のように出かけたものの,三宮・神戸まで足を伸ばすことはなかった。

その後,長い時間を経て後,出張でしばしば三宮・神戸へと出かけるようになった。阪神・淡路大震災後の年,9月に訪ねた神戸の様子は以前,記したような気がする。最近は多いときで年3,4回,少なくても1回くらいは神戸に行くことがある。

数年前,元町のガード下に店を構える古本屋を見つけてから,帰りの新幹線で読む本を調達するために寄るようになった。ただ,あのあたりの古本屋は遅くまでやっているわけではないので,出かけるかどうかは時間との兼ね合いなのだけれど。

出張のときは一人で食事をすることが多い。大阪ではあれだけ躊躇らわれる地元の食堂での食事が,神戸ではかなりハードルが低くなる。きちんとしたレストランにはさすがに一人では入ることはないものの,神戸では雑多な店にこれまで入り,食事をとった。

海外にたとえてもしかたないけれど,大阪と神戸は,ミラノとヴェネチアの違いとどこか似ている。

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