渋谷クラブクアトロ

夕方から中野で取材。中野ブロードウェイ4階,昔「大預言」だった店で古本数冊を購入してから向かう。17時半くらいに終わる。そのまま渋谷に出て,クアトロで踊ってばかりの国のライブを観る。

開場前,ブックオフを覘くと閑散としている。店を畳むようだ。そのままエレベーターで5階まで上がる。娘,家内もすでに来ていた。

クアトロで最後にライブを観たのは,「亀盤」リリース後,あぶらだこ以来だと思う。オープンからその頃まで,P-MODELやソロになったばかりの平沢進(ソロ最初のライブがクアトロだった)をよく観にきたものだ。にもかかわらず,フロアに入るまでの動線をすっかり忘れている。こんなだったっけ? という感じがする。

悪評高い,600円のドリンクを換え,ステージ向かって少し右側後方に陣取る。P-MODELの凍結ライブのとき,中盤の初期ナンバーのメドレーのラスト,「美術館で会った人だろ」が始まるとホワイトライトにステージが照らされた。前に殺到するファンを後目に,ステンカラーコートを纏った細みの男が,この少し右あたりでぶらんぶらんと踊っていたのを覚えている。

「プロテストソング」から始まり,新譜の曲を中心にスリリングな演奏が続く。ああ,クアトロは音がいいなあ,と何回か思った。

去年,On Air Duoで観たときよりも遥かに自由度が増した感じがする。「五月雨」のようにリズム隊が前に出てくる曲と演奏力が加わるとさらにいい感じになるだろう。「Boy」の後半は,仮にあぶらだこが「焦げた雲」をこんなふうに演奏したらどうだったろうと想像してしまうくらい恰好よかった。妙なたとえだが,というかたとえになっていないな。

終わってから,マークシティの近く,地下にあるイタリアンで遅めの夕飯をとって帰る。

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