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夜,少し早く眠ったので朝の調子が悪くない。準備をして朝食をとり出社。COVID-19陽性者が再び増えているなか,出勤時間を後ろ倒ししているとはいえ通勤電車の不条理さ。19時前まで仕事をして帰宅。都内の陽性者数100人を超える。新宿区と豊島区に多いといわれても,新宿区在住,豊島区を経由して職場を行き来する身には,いかんともしがたい。雑誌と単行本の下版が重なりそうなので,単行本の進行を調整することにした。

明日,徹に渡すマンガ(『一本包丁満太郎』)を準備。1回でまとめて渡すには量があるので,持って歩けるくらいの重さに調整する。

北澤豊雄『ダリエン地峡決死行』は半分くらいまで。褒められた紀行でないことは百も承知で,他者の視線をほとんど気にしない文章が面白い。紀行ものは,時としてみずからも他者のまなざしのなかに置いてしまい,促されるかのように行動してしまうものが少なくない気がするなかでは貴重だ。

「ねばならない」がほとんどないところにオリジナリティを感じるのかもしれない。かといって,この作者が紀行文を生業にしていくのはむずかしいだろう。本書はノンフィクション・ライターがただ一冊だけ書いた紀行文になるだろうし,そうなってほしい。

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