予定よりも長く,5か月くらいかかった請負仕事にどうにかケリがついた。年間10くらい,同様の企画があれば,それだけで食べるのには困らないものの,やたらとあるはずはないなあ。
週末からの疲れがたまってしまい,19時前に退社。高田馬場の日高屋で少し休憩して,芳林堂書店で音楽雑誌を何冊か捲る。津野米咲の追悼記事が少し掲載されている。以前書いたように,音楽とキャラクターが乖離しているような印象は,少なからずもたれていたように思った。と書きながら,考えてみると,バンドのイメージ(そこはかとなく鹿爪らしいイメージは特に)をメンバーすべてが抱えているバンドなんて存在しないわけで,King Crimsonのイメージはほとんどロバート・フリップのものだし,P-MODELだって平沢進のものだ。赤い公園のパブリックイメージはその意味で津野米咲のものであっておかしくはない。ただ,パブリック・イメージをみずからぶち壊しているような乖離が,赤い公園にはついて回っている気がする。
ブックオフに寄り,文庫本を数冊購入。帰宅して夕飯。遅番の娘は少し早く帰宅。
出久根達郎のエッセイを捲る。歳を経るごとに,自分が本好きでも,古本好きでもないことに気づく。かなり限局的な本,古本が好きなだけだと。それでも,狭い家に3,000冊以上を抱え込むことになる。