家内の仕事が遅くなる予定なので,帰りに夕飯を調達。18時くらいに事務所を出て山手通りを東中野まで歩く。ブックオフで本を購入し,頼んでおいたお弁当をとりに駅前の高架を渡ると手すりにずらっと人が立ち止まり東の空を見上げている。月蝕の時間だった。つられて見上げると蝕に入りかなり経った様子だ。アトレでコーヒー豆を買い,お弁当を受け取る。地下鉄で中井まで戻り,事務所にお弁当を置き,カメラを携えて通りに出た。
川にかかる橋の欄干でカメラを固定し撮影を試みたものの,あまりきれいには撮影できない。数枚撮影してあきらめる。事務所に戻り,荷物をとって帰宅。中井英夫の『月蝕領崩壊』を引っ張り出し,ついでにiPhone SEで撮影した。
月蝕は終り、月光は甦って、深沈とその廃墟を照らし出すだろう。
中井英夫『月蝕領崩壊』