犬なら普通のこと

通勤途中で読んでいると,ふと,この小説が『暗闇にノーサイド』の前に発表されていたら,このコンビはどのように把握されただろうかと思った。 実のところ,当時の矢作俊彦の小説にこちらのほうが親和性が高いのではと思ったのだ。

飲み会

裕一が東京にくるというので,大学時代の友人に連絡をとる。 学生時代の4年間,駅から離れた田舎の一軒家で,連絡をとる手段は電報以外なかった生活を送っていた私が,メールやら携帯やらで連絡するのは,どこかおかしい。