iCloud

火曜日に「漫画アクション」に掲載された「気分はもう戦争」を読み,エントリーをアップしようと思いながら,なかなかまとまらない。

で,帰宅後,少しずつMacBook Airの設定を続けていて,ようやくiPhoneのiCloudアカウントと同期がとれた。メモや住所録が共有できた。娘や家内のアカウントをつくったときはあたりまえにとれた同期が,私のアカウントのときだけうまくいかない。アカウントを削除してつくりなおしてもダメ。その所作を数日,くりかえした。今日もダメかとあきらめかけていたところ,娘が私のiPhoneを覘き,メールアドレスがicloud.comになっているのを見つけてくれた。それで登録してみたところ,見事,同期がとれたのだ。

iPhoneの設定をしたとき,何かでicloud.comのメールアドレスで登録するとよいと読んだため,変えていたのだろう。その程度の記憶しかたどりようがないのは,icloud.comで登録して何がよいのかいまだまったく理解できないからだ。

TimeMachineのバックアップ先はNASにしたし,あとはiPhoneデータのバックアップ先をHDDにすれば,当初,予定していた設定はだいたい終わる。

私の外出時は,iPhoneとMOBOのキーボードで用事は足りるので,よほど仕事の予定が押し迫ってきて,なおかつ外出・出張先でも仕事をしなければならない状況に陥らなければ,MacBook Airを携えることはないと思う,たぶん。いずれにしても,iPhoneとMacBook Airの同期がとれさえすれば,大して変わりないのだろうが。

出張

日曜日,月曜日と関西に出張。日曜日は新大阪,月曜日の午前中から滋賀県の瀬田,その後,大阪に戻り,京都に移動と,用事を詰め込み過ぎてしまう。出張パックをみると,京都往復,瀬田宿泊で24,000円のものがある。京都から新大阪までは新幹線を使わなくても数十分で移動できる。このパックを購入した。

朝4時過ぎに起き,5時台の電車で品川まで。のぞみの始発に乗る。4時間くらいしか眠っていないので車中は,残りの睡眠時間にあてる。京都で降り,連絡改札を渡る。在来線に飛び乗って,8時40分くらいには新大阪に着いた。1泊5,000円程度を考えると,東京から新大阪まで片道10,000円で行くことができた。

昼過ぎまで仕事。天気予報通り,外は雨。新大阪駅地下で遅れ遅れの昼食をとり,近くの喫茶店で休憩。30分ほど仮眠をとる。

夕方からハンドルネーム:だるぶxxすさんと夕飯でも,と声をかけたので,DMで連絡。16時に大阪で落ち合うことになった。

16時にだるさんと落ち合い,そのまま大阪駅前ビル地下で店を探す。金明飯店に入る。空いていて,とても緩い感じのお店。だるさんと飲んだのは数回目だけれど,この間,私がする話の何割かは重複しているはず。酒がまわってくると,その割合が上がる。年寄の戯言にお付き合いいただける若者は,この歳になると本当に貴重だ。ビール数杯に点心,つまみをつつきながら20時前まで。よい按配であがる。

京都経由で瀬田に着いたのは,9時過ぎ。チェックイン後,ウェルカムコーヒー(?)を2階まで取りに行き,ルブランの『続813』を読む。NAS経由で音源を流していると,いつの間にか眠ってしまった。

月曜日は7時前に起き,バスタブに湯をはり入浴。無料の朝食(?)をいただいた後,チェックアウト。バスで取材先に向かう。関西のほうが桜の季節が長いのだろうか。車窓からまだまだ花見できそうな桜並木が続く。

12時過ぎに終え,大阪に向かう。駅のホテルのロビーラウンジは空いているとの情報がうそのように混んでいた。順番待ちで席を確保する。2時間ほど打ち合わせをして京都に。ああ,しんど。新都ホテルで最後の打ち合わせ。念のため21時台の指定席を確保していたけれど,19時台の自由席に乗れた。品川でMacBookの解説本を買って,読みながら家に向かった。

勘違い

午後からひばりヶ丘に墓参り。就活帰りの娘と駅前で待ち合わせ,後からくる家内と落ち合うために,昨年できたパン屋のイートインスペースをめざす。が,長蛇の列で,いや,本当に謎の食パンブームが起きていることを痛感。イートインスペースはその時間,クローズしてしまったそうで,娘と店を探し,結局パルコの食堂街のカフェに入る。家内がやってきて遅めの昼食。

花を買い,バスで墓地まで行く。一式,墓参りを済ませ,駅に戻る。池袋まで出た後,家内と娘はデパートに,私が事務所に忘れ物を取りに行く。

19時過ぎに戻ってきて,ジュンク堂の並びのデコラティブなカフェバァとでもよいのか,その手の店で夕食。明日,明後日と出張のため,母の日替わりにと思ったものの,母の日は来月,すっかり1か月前倒してしまった。内装は不思議の国のアリスを模したもので,理由が何かなければおよそ足を踏み入れるような場所ではない。

家に戻り,出張の準備。新しい旅行用のバッグを手に入れたので,荷物の振り分けにしばらく悩んでしまった。

宇都宮

宇都宮病院事件が起きたのは昭和50年代の終わりことだ。新聞の調査報道がもとになって事件が明るみに出た。当時,複数の新聞が事件を掘り下げ,この事件がもとになり数年後,法律改正にまで至った。

ただし,今日,宇都宮病院のサイトを見ても,そのことについてほぼ触れられていない。

数年後,私がアルバイトをすることになった精神病院は,1970年代,大熊一夫の『ルポ精神病棟』でつまびらかにされたのと同じようにして,また矢作俊彦の『真夜中にもう一歩』のなかで,新聞記者が高知と埼玉の事件として二村に紹介する「埼玉の事件」の舞台となった病院だ。

その病院は,事件後,もちろん経営陣を一新した。私がアルバイトをしていた頃には,事件の事実と,新たな経営陣によりまとめられた病院の理念と経営方針が示されていた。事件の反省をもとに,開放病棟と閉鎖病棟を併設し,地域にひらかれた病院として再スタートしたと読んだ記憶がある。

宇都宮病院事件の後,病院と東大医学部との癒着はもちろん,病院トップの刷新はついに行なわれることがなかった。そのことに異を唱える論調を読んだ記憶もない(いくつか発表されたとは思うのだけれど)。オウム真理教事件の後,何冊かの本を書いた元東大病院の精神科医は,宇都宮病院事件に蓋をするかのようにして,オウム真理教事件だけを語った。日大とともに1968年の学生運動の種火となった東大医学部赤レンガ一派のなれのはてだ。

数年前から,ときどきブックオフに分厚い本が並んでいるのを目にすることがある。目につくのは著者が宇都宮病院の当時の院長だからだ。精神医学と俳句をテーマにまとめられたものらしい。自費出版されたと思しきその本は,600~700ページ近くあるハードカバーで,角川書店と袂を分けた書店の自費出版部門から刊行された。

ブックオフでその本を見たとき,宇都宮病院事件に頬かむりし,こんな本を自費出版する,出版できることに非道く違和感をもった。

先日,朝日新聞朝刊のサンヤツに,その本の広告を見た。刊行されてから11年を経て,新聞に広告を打つ。金さえ出せばモラルは関係ないのか。その広告を見たとき,単純にそうとしか思えなかった。

群馬県の三枚橋病院は同じ頃,精神科医療のメルクマールとなる医療を提供していると注目された。偶然にも宇都宮病院と同じ苗字の院長は,当時の実践について岩波新書でまとめている。

広告への違和感のほうが,存在への違和感より先立つわけがよくわからないけれど。

4/10

雨,加えて冬に戻ったかのような気温。夕方,会社の斜め向かいにあるパン屋でたまごサンドと詰め合わせを買った。最初に入った頃は愛想がなかった店主といえども,月に数回,6年近くにわたり買いに行けば,さすがに馴染みになる。フレンチトーストをおまけしてくれた。6年通って初めてのことなので驚いた。

20時前に会社を出て,中井で降り,伊野尾書店を覘く。「フリースタイル」と石ノ森章太郎の文庫本を購入。夕飯を食べながら「フリースタイル」の矢作俊彦による筒井康隆インタビューを読む。長尺で,話があちこち飛ぶし,矢作俊彦はインタビュアーというよりも対談者のようによく喋るので面白い。ただ,ル・カレの小説は『ドイツの小さな村』ではなく『ドイツの小さな町』だ,というちょっとしたミスが散在する。傷にもならない傷ではあるものの。

週末に読んだ「新潮」の連載「ビッグ・スヌーズ」は,米軍関係者が登場してきて,そろそろ終盤にかかってきた感じ。米軍関係者が登場すると,ああ,二村モノだなあと感じる。ということは『フィルムノワール/黒色影片』は異色だったのだ,やはり。

来週は「漫画アクション」に「気分はもう戦争」新作が載るというし(たぶん,数ページなのだろうけれど),あとは「週刊新潮」の不定期連載が更新されれば言うことない。

MacBook Airを調整しながら,CDからデータをNASに移す作業の続き。クレンペラーとマルグリット・ロンをほぼ終えた

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