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すでに搬入済の新刊見本から売上カードをコピーして,進行中の書籍の入稿原稿をつくろうと思う。先週届いた見本を引っ張り出すと,どれひとつ売上カードが刺さっていない。まさか,納品すべてに売上カード入れ忘れているのではと想像すると厭な予感しか沸いてこないのはしかたない。

電話で確認しているところに,ちょうど印刷所の社長さんが来社する。折り返し,見本分のみ入れ忘れたとのことで事なきを得る。今度は特色指定のフランス伝統色のチップが印刷所にないので見本を付けてほしいと連絡が入る。前の事務所には置いてあったのだけど,1年前,DIC1~6については確保したものの,まあ使わないんだろうと踏んで置いてきてしまった。あのとき事務所から持ち帰ったもののうち,そろそろ「これ,使わなかったな」というものがいくつも出てきて,いざというときの自分の判断力の乏しさを痛感する。

雑誌は下版したことにして,案内のチラシ,その前にもう1ページ分カラー広告をつくる。夕方から次の単行本の校正戻しと新刊のDM便荷物をつくり発送を終えた。デザイナーと18時半に近くの駅で待ち合わせたので出かける。自分がかなり疲れていることだけはわかった。事務所に戻り,片づけを終えて帰宅する。

一日でぐったりしてしまった。体重は減っていないだろうけれど。

8/1

広告をつくりはじめると営業関連の連絡が入る。落ち着かないけれど,まあ,当面,これでしのぎながら進めることになるのだろう。

午前中は依頼していた単行本の校正をもって編集の方が来社。打ち合わせやら,そのほかの話やらで11時過ぎまで。で,広告作成の前に本文の赤字を潰す。午後から広告3ページ分を作成。ただただ椅子にすわり,古いバージョンのイラストレータを立ち上げて慣れない仕事が続くのでまあ疲れる。20時くらいに終わったので,あとは明日にして帰宅。

記憶では,10数年前まで,体温より気温が高いことを非常識,現実的な状況としてはとらえていなかった気がする。たとえばインドで日中の最高気温が38℃などというニュースを眺めたとき,それを異常だというように。気がつく間もなく,38℃越えの日が年にどれくらいになったのだろう,東京でさえ。

今世紀に入ってからの20年と少し,だらだらと変りもしない状況が続いているような感触の一方で,あれこれ変わったことをときどき思う。先のエントリに記したとおり,自分がSUICAの履歴で記憶を辿るようなことになるとは想像もしていなかった。

週末まで

SUICAの履歴で記憶を辿るようになるとは思ってもみなかった。

月曜日からとにかく新雑誌の仕掛作業を続ける。その合間に,サーバーでメール一斉送信の方法を確認しデータを登録したり,手だけが幾本もあれば済ませられそうな作業を入れ込む。

火曜日の夕方に新刊見本が届く。明日の予定をし直し。で,水曜日は午前中,取次まで見本をもっていく。昼前に戻り,作業の続きをして午後から著者が事務所に来て打ち合わせ。木曜日は夕方に家内と吉祥寺で待ち合わせる。少し買い物をして夕飯をとり帰宅。

土曜日は午前中に校正を戻し,昼前に品川まで行く。著者と落ち合い,事務所まできていただく。2時間くらい話をして,そのあと少し作業を済ませてから帰宅。1時間ほど眠る。夕飯をとり,テレビを観てから眠る。

日曜日も昼過ぎから事務所に出る。さすがにこれだけ校正を進めると,手持ちのゲラに赤字は少なくなってくる。追加修正をスキャンしてデザイナーに送り,18時過ぎに家内と待ち合わせて光が丘まで行き少し買い物をする。

昨年のこの時期と比べればまあ,雲泥の差というのはこのようなことなのだろう。おかげで事務所に詰めて仕事する時間が捻出できるため,体重が増えてしまってしょうがない。何とか運動量を増やさないと,生涯で一番体重がある時期が続きかねない。

この前,一橋文哉『政界ヤクザ』(角川文庫)を100円で買って,ときどき読み進めている。

週末

といっても事務所でゆるく仕事。

土曜日は昼前から出社。倉庫から届いた本を発送し,伝票を確認してソフトを立ち上げ登録,しようと思ったら,延勘が注文扱いになっている。取次に週明け,連絡しなければ。17時過ぎに家内と高円寺まで買い物に出る。庚申通りのケーキ屋で休憩し,古本サンカクヤマを覘く。スーパーで買い物を終え帰宅。土用の丑の日ということで鰻を奢る。

日曜日は午前中から出る。穴埋めの原稿をつくり,少し事務所内を片づける。18時過ぎに家内と高田馬場まで行く。ブックオフで本を購入し,夕飯をとって帰宅。相変わらず暑い。

STORESが7月はまったく動きがなくなった。たまった本を登録しなければと思うものの,なんやかんやで忙しく切り替えがうまくいかない。8月に入ってから追加登録する予定だ。

The Walk

このところ新型コロナ感染者が急増している。週のはじめに娘からLINEで発熱症状があるとのこと。この数年で,こうした場合の対応は様変わりした。近隣で発熱外来を設けているクリニックを探し予約を入れる。検査を受け,帰宅。サイトからMyHER-SYSに登録するとともに,保健所からのショートメールを待ったり,うちサポに登録したりする。前提は自宅療養だ。

で,ゼリーやら喉の痛み止めやらを調達して届ける。翌々日には,再度,あれこれまとめて届けた。幸い,喉の痛みと発熱以外の症状はないようだとはいえ,確率は低いと思いはするものの急変したときに備えておかねばならいし,落ち着かない。

お中元でいただいたビールを飲み続けていたところ,体重がまた増えてしまった。事務所での仕事中心なので運動量が圧倒的に足りない。娘のところまでの往復はそれなりの運動になるので,これ幸いに出かけたということでもある。

金曜日はお世話になっている先生も風邪気味ということで,かなり高齢なので大事に至らないことを願いながら,それでも校正を届けに行ってきた。

と,この数週間,1995年から96年にかけて,開局早々のFM横浜で放送されていた矢作俊彦をホストに迎えた対談番組「アゲイン」をmp3に変換していた。1回60分弱で手元に残っているのは12回分だ。昔,一人暮らしをしていた頃繰り返し聞いたことは覚えているけれど,どんなシチュエーションでカセットを回していたのかはまったく記憶にない。40歳代くらいまで,録音されている矢作俊彦の言い回しをコピーして自分が話すときに用いていた。mp3に変換しながら聞き直し,やはり面白いなあとしか感想が出てこないのが実際のところだ。

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