尾久

昼前に事務所を出て,尾久の大学へ。打ち合わせ。その前に昼を済ませようとするも,食堂がない。喫茶店で昼を食べて小一時間,先生と話していた。

夜は家で「映画クロサギ」を見ながら。後半はそれなりに面白かった。

休日

午前中は遅くまで寝ていた。おかげで歯科の予約をパスしてしまった。食事をとって,支度をして校正をいただきに飯田橋へ。帰りにブックオフで「新潮」2011年2月号と開高健の『ALL MY TOMORROWS 1』を購入。

電車で三好徹の『天使の唄』を読み終えた。あと1冊買ったのだけど,朝,髭剃りながら1編ずつ読むのにちょうどいい。昨日は志水辰夫の文庫本2冊買った。このあたりの小説は楽しみというよりも,いまさらながらだけど,とにかく読んでおこうというだけのことで,積極的に読んでいるわけではない。

家では『日出る国のスパイ』を読み始めた。ふと,『半島回収』を思い出した。

メモ代わりに,『リンゴォ・キッドの休日』角川文庫版で,「咸蛋」が「咸魚」になっている。

犬なら普通のこと

文庫版をもう少しで読み終えるのだけど,解説者にならって記すなら,32章なんていうのは,シーンごとに1作の短編小説に起こしなおせば,80年代前半の作品になりそうだと感じずに,単行本のとき読み終えていたのはどうしてだろう。

本棚から『日出る国のスパイ』が出てきたので読み始めようかとページを捲る。『ペルーから来た風』は表紙のデザイン以外は,それなりに面白く読んだと思う。カドカワノベルズの2作『夢みるスパイ』と『誰かが悲劇』(だったと思う)の2作の軽さ加減にどうにも関心が失せた。

その後,文庫本や新書も(古本屋で)買ったけれど,あまり読んでいなかった。

この前書いたように『犬なら普通のこと』が1983年に出ていたら,まったくいろいろと変わっていたのだろうと思う。高橋源一郎も混乱しなかったことだろう。

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