週末

木曜日に用意した発送材料をカートに積み,東所沢まで行く。駅前まで来た車に箱ごと積み込んで午前中の仕事は終わる。で,夜は平沢のライブに行ったというわけだ。

土曜日は疲れてしまい朝食をとった後,昼過ぎまで休む。午後から事務所に出て,少し仕事。プレスリリースを打ったり。事務所を出て高田馬場まで出かけたところ雨が降ってきた。ロフトで傘を買って日高屋で休憩。ブックオフに寄ってから中井に戻る。おかずを買って帰宅。

日曜日は昼過ぎから家内と元町まで出る。大江戸線で青山一丁目~渋谷経由。よい天気になった。昼は去年だったかきたときに入った花屋の二階で。16時半に待ち合わせて,結局,石川町のほうまでぶらぶら歩く。中華街に向かってしばらく歩き,元町に戻ってから,ワグテイルブックストアを覘く。単行本と文庫本を買って待ち合わせ場所に戻る。

家内とパブロフという名のスイーツショップで休憩。それにしてもパブロフなんてなかなか趣味のよい店名だ。コースターには犬のイラストがあしらってあるので,パブロフの犬由来なのは間違いない。店名にライカ犬と名付けるのに等しくないだろうか。元町に戻って買い物をして帰宅。

ついでに月曜日。午前中にいくつか仕事の準備を済ませて,午後から事務所で打ち合わせ。その後,Zoomで会議。18時くらいから仕掛の仕事を進める。

24日にスタートしたクラウドファンディングは90%以上の額の賛同があり,1週間ほどで目標を達成できそうだ。あとがいろいろと大変だけれど,ひとりで担うことは初手から考えていない。

ZCON

インタラクティブライブとは「正解にたどりつく」ことが花粉のようにつきまとうライブだ。最低のバッドエンドとそれにつらなるいくつかのクラスター,そして成功が用意されている。ゲームのようなそれは成功をめざしてスタートする。

ただし,最低のバッドエンドであろうと成功であろうと,観客が支払う対価は違わない。リセットはできない。たとえ最低のバッドエンドであろうと,だから演奏される(お膳立てされる)曲は成功とそれほど違わない。成功だと音楽の質が異なったり,曲目が大幅に増えたり,そんなふうに差別化されていることはないようだ。

なにせ私はそこで演奏される(お膳立てされる)曲のほとんどを初めて聞くようなものだ。成功をみたいという動機付けに乏しい。加えて,最後の分岐など,客席で聞く拍手の音と画面に表示される拍手のパーセンテージは逆のように聞こえたので,ある程度恣意的に航路をとることが可能ではないかと思いもした。

先に書いたとおり,物語はFEAR’S BRAVOと地続きのようだ。平沢のSNSに感じた,天秤から降りたところで善悪や正誤の価値観を持ち込む徒労を繰り返すようなことはなされていない。そのことにホッとした自分が居心地悪い。

2月にくるりのライブを観た場所だったので音の良さは確認済だった。ただ,この広い空間で鳴らすにはもう少し音源に手を入れたほうがよかったのではないだろうか。というよりも元の曲に差異化が乏しいという感じがした。さらに演奏する曲を広げたほうがよかったようにも思った。

ZCON

そもそもが平沢進のライブに足を運ばなくなったきっかけは1992年のHi-Resだったのでインタラクティブライブを会場で観た記憶はない。何回か,在宅オーディエンスとしてそれを観た程度。今回のライブのもとになる新譜も手に入れていない。

それでもコンサート直前にチケットを購入したのは,自身の単独ライブで最大のキャパシティをもつ会場で3公演行なう暴挙,それを目に留めておこうと思ったからだ。で,ステージ左右から近い列は販売していなかったので1,500~2,000程度はキャパシティを狭めていたとはいえ,あれだけ大きな場でライブを行なってしまえることには驚いた。

もちろん,平沢にとって数は質に還元されることはあるまい。ただ,場で行なうために必要な数は存在するのだから,それに対してはきちんと評価すべきであろう。曲(や仕立て)がライブハウスに合わなくなってきたと昭和の終わりだったか平成のはじめだったかにインタビューで答えていたはずだ。

それなりに長く平沢のライブを見た身にとっては,オペラのようにエラーあってのライブだから,もっともエラーが起こりやすい初日のチケットを購入した。

で,SNSで平沢がばら撒いている質の悪いものとはまったく異なり,そこで展開されていたのは結局,FEAR’S BRAVOと地続きだったことにホッとした。このおじさん,変わっていないのか,というように。(続きます)

三連休

三連休。午後から事務所で仕事。依頼を受けた発送の準備など。昼食は近くの喫茶店でとる予定が,15時で閉まってしまうのだという。近くのクレープ屋に家内と入り,サッと済ませる。事務所に戻り,仕事の続き。雨が降ってきた。

日曜日も昼から仕事。発送の件で打ち合わせ。15時過ぎに戻り,花粉症の対症薬を処方してもらう。忘れ物を届けに家内と娘と池袋で待ち合わせ。駅前の薬局は日曜日で閉まっていたり混んでいたりして使い物にならない。家に行き,忘れ物を抱えて池袋まで行く。喫茶店で娘に近くの調剤薬局を調べてもらい処方箋を渡す。10分ほどで薬が出てたので喫茶店に戻り,少し休憩。夕飯をとることになった場合はLINEに連絡してもらうことにする。事務所に戻って仕事の続き。結局,夕飯は自宅でとることになった。平沢進のチケットがまだとれるようだったので申し込む。

月曜日も午前中から事務所。まあ,ここ2日の事務所仕事は,Stores用というか古本として販売する本のなかで文庫本を選び,整理していたのだけれど。五十音順に日本人作家の文庫本の整理にめどがついた。本職の仕事を少しすすめ,夕方から家内と高円寺まで買い物に出かけた。新高円寺のほうまで歩き,ルックの古着屋で春先用のJOSEPH ABBOUDジャケットが1,000円ほどで出ていたので思わず買ってしまった。さらに古着屋が増えた気がする。

ドラッグストア,スーパーマーケットで買い物をして,夕飯用にお弁当を買って帰宅。

平沢進は週末3公演あるようで,そのうち初っ端のチケットを購入した。発券したところ,先日のくるりのライブとほぼ同じあたりで,ただ最後列だった。あのキャパシティで最後列まで埋まるのかと感心してしまった。平沢のライブはトラブってなんぼのものだから当然,金曜日のチケットを選ぶ。

Nightmare

花粉症の時期に用いる対症薬,その副作用に「悪夢」とあったこと数年前に書いた。以来,この時期になるとしばしば悪夢をみる。昨年から用いている薬の副作用に「悪夢」は記されていないものの,似たようなものだろう。それよりも副作用で夢の質をコントロールし得るというのが恐ろしい。

今朝もまた悪夢だ。シチュエーションや登場人物は「悪夢」に紐づけされているようで,しばらく前の会社の部内の体制が繰り返しやってくる。当時,それほどいやな思いをした記憶はないのだけれど,悪夢に紐づいてしまったため,当時の同僚や上司が別のキャラクターであれこれ言ったりしたりする。

実際の仕事のほうは当面のめどがつき,決算に向けて帳尻を合わせていくだけではあるものの,こうしばしば悪夢を見ると,徹ではないけれど,寝たことにならないんじゃないかと思ってしまう。

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