長谷川摂子『とんぼの目玉ー言の葉紀行』未來社,2008.
夕飯を安くあげて,そのまま自宅まで戻る途中に小さな書店がある。これまで何回か本を買ったけれど,よもや未來社の棚があるとは思いもしなかった。見てしまった以上,何か買わずにはおられまい。それにしても未來社の本。
長谷川摂子『とんぼの目玉ー言の葉紀行』未來社,2008.
夕飯を安くあげて,そのまま自宅まで戻る途中に小さな書店がある。これまで何回か本を買ったけれど,よもや未來社の棚があるとは思いもしなかった。見てしまった以上,何か買わずにはおられまい。それにしても未來社の本。
ポール・オースター『ティンブクトゥ』新潮文庫,2010.
メールで犬の話になり,文庫版が出ていることを思い出した。
ポール・オースターの小説を読んだのは何年振りだろう。『ムーンパレス』は“腹減った”小説の極北なのだけれど。
「このキャラクターの名前探せない?」
家内がそう尋ねてくるたび,ネットを検索する。
それは便箋だったりビニール製の貯金箱だったりするのだけれど,
サンリオの文字が印刷されている以外,検索するにも
キャラクターを形容する特徴がほとんどない。
サンリオのキャラクターのデータベースを探しても
いっこうに出てきはしない。
キャラクターが印刷された物と記憶の中にしか
留められていないキャラクター。
少なくとも1970年代のはじめには存在したことだけは
確かなのだけれど。
データベースと記憶が重ならないとき,
ざまあみろという気分になるのはどうしたことだろう。
「棚からぼたもちって何?」
「ぼたもちってお餅のこと?」
「それっぽい」
「えー,棚にぼたもち乗せとくのって汚くない?」
「汚い,汚い。ぉえー」