花粉

朝いちばんで原稿をとりに行き,そのまま駅前の喫茶店で保険の外交の方と更新について打ち合わせ。減額したいものの,なかなかうまい保険がみつからない。まあ年も年だし。で,出社。20時くらいまで。寒い。

花粉症になってから10年以上になるのだろうか。それまで他人事だった症状が身近になり,抗ヒスタミン薬や週に1回,5週間にわたり継続する皮下注射でやり過ごした7,8年。舌下免疫療法を3年ほど続けて,昨年の連休明けで一度,中止して様子をみることにした。

今年の1月末くらいに一度,反応が起きた。薬を処方してもらい1週間くらい飲んだものの,薬と相性が悪くなったのか,芳しくないので飲まないでいると調子が戻った。今週に入り,花粉がかなり飛んでいる様子。それにもかかわらず,なんとかやり過ごしていられるのは舌下免疫療法のおかげなのだと思う。効果は人それぞれで,数年後に再度,続けて服用する人もいれば,10年くらいは効果がある人もいるらしい。

目と鼻の症状がほとんどないのは助かる。頭痛はやや鈍いものがあるけれど,これくらいならば大丈夫だ。このくらいの調子で,4月まで持ちこたえられることを期待している。

曖昧

家内が会議のため遅くなる日。少し早めに退社し,デパートで夕飯を買う。緊急事態宣言下(いまだに続いているとは思われない印象。ほぼ飲食店のみがそのもとで対応しているだけのような),19時閉店で,通常に比べ並べる品数を減らしている様子。閉店15分前には軒並み定価の半額になるので,助かりはするものの,どこかでボタンを掛け違えてはいないだろうか。高田馬場のブックオフを覘き,文庫本を2冊購入して帰宅。

娘と夕飯をとっていると家内が帰ってくる。テレビを観て一日が終わる。

King Crimsonのアルバム“Starless and Bible Black”の裏ジャケットに描かれた本をモデルに油絵を描いたことがある。高校3年のときで,カンバスに白い絵の具を塗り,中央に黒字の本を置く。それだけの絵だったものの,なんだか時間がかかった。

芳行と美術準備室に行く途中の階段で,“Bible Black”について話したことを覚えている。北村昌士の本が出たばかりの頃だったからだろうか。北村訳による“Starless”の歌詞が「神聖なる黒さ」のような感じだったことに感化されたのだろう。これはキリスト教へのアンチテーゼなんだよ,と言ったものの,すぐさまキリスト教にアンチテーゼをなぜ示すか意味わかってないだろう,と突っ込まれた。

芳行の知識体系はどのようにしてつくられたのか,いまだに不思議に思う。筒井康隆の影響が70%くらいはあったのだろうとはいえ。

聖書はきれいごとでさ,それを邪悪だという意味で使ったんじゃないか。この程度の返事しかできず,そのまま美術準備室についてしまい,話はうやむやになった。いや,そこでまだ仕上がっていない絵を見せたのだから,続いていたかもしれないが覚えていない。ディラン・トマスの詩を読んでいなかったのだから,まあ適当な話ではあった。北村本を読み,ディラン・トマスの詩を探していたのだろうけれど,そのあたりの記憶自体,曖昧だ。

そんな感じで,意味を問われたとき,曖昧にしか答えることができなかった場面は何度もある。枚挙にいとまがない。言葉に引っ張られるものの,それを一度咀嚼して自分の話の文脈に落とし込むことが長い間,苦手だった。

いまも苦手ではある。ただ,この言い方では,意味が伝わっていないな,ということだけはわかるようになった。場をもたせるだけに置く言葉,意味をもたない言葉を発することは多い。

その一方で,すべての言葉に意味を持たせる考え方は苦手だ。意味のない場,意味に至らない体験を抱え込みたい欲求がある。小此木啓吾だったかは,そうした態度のある面を飲み込まれ不安と名付けた(たぶん)。でも,名づけられた途端,そこに意味が発生してしまうのではないか。まあ,こうして言葉にすることでも意味は発生してしまうのだろうけれど。

2/15

大雨。感じが伝わらないな。土砂降り。朝はほとんど降っていない。Storesで注文があった本を投函して出社。昼前から非道い量の雨が降り始める。14時に池袋で打ち合わせだったので,少し前に出たところ,跳ね返りで靴とトラウザーズの裾から20cmくらいまで濡れてしまう。

15時過ぎに打ち合わせを終え,会社に戻り仕事。20時くらいまで。帰りには雨は止み,ただ少し寒くなっていた。

村上龍の「MISSING」を先週読み終えて,『813』に戻るか,買ってきた新書を捲るか考えていたところ,結局,最初の数十ページ読んだままの島田一男『零号租界』の続きを読む。前後関係がわからなくなってしまい,最初から読み直す。物語の骨格はさわらずに,キャラクターの造形など書き変えると今でも面白く読まれそうな話があるな,島田一男の小説。

ラップトップの模様替えついでに,バッテリーを交換し,モニターとキーボードを別につないで,本体だけ使うことにしてみようかと考える。全体,反応も悪くないので,mouseのミニよりよいかもしれない。HDDもSSDに交換するか。

2/14

風が止み暖かい。朝食をとり歯科受診。12時過ぎに終わり,そのまま会社に。途中で昼食をとる。17時半くらいまで仕事を片づけ池袋まで。家内と待ち合わせ夕飯をとる。西口五差路の2階に昔からある店。入ったことはなかったもののよい店。美味しかった。壁の穴あたりのイタリアンがファミレスに追い越されてしまったことを思う。ファミレスの変化なのだろうけれど,70年代医療のセンター化のようで,結果,どちらもあまり居心地がよくない。少し買い物をして帰宅。

Storesに少し手を入れたためか,今月2冊目が売れた。去年の5月から平均すると月2,3冊,多い月で5冊くらいが売れていく。登録した冊数の数十分の1とはいえ,手に取られるとうれしい。

Windowsのモニタまわりを変えるだけで,使いたくなってくるから不思議だ。ただ,ラップトップはさすがにバッテリーがへたっていて,フルに充電してもあまりもたない。MacBook Airに比べると重いので,持ち歩きはしない。自宅で電気コードをつなげて使っているため不便ではないものの,どこかのタイミングでバッテリーを調達したほうがよいかも。そういえば,ネットの海に足を浸けたばかりの頃,ハンドルネーム「電氣ブラン」という方がいたことを思い出した。SNSに比べると遭遇する人はまだまだ少なかった頃のことだ。

Desktop

一日在宅。午前中起きて朝食をとる。しばらくして1時間ほど眠る。起き出してから仕事の準備で10年ほど前に手に入れたラップトップのアップデート。このところMacに比べ,Windows10のほうが素直に更新される印象。で,仕事を進める。

15時過ぎに昼食をとる。Storesに追加のデータをアップし,アイコンを変えたりする。その後,このところ気になっていたラップトップのフォルダアイコンを変更し始める。フリーのデータをダウンロードし,pngの場合,icoに変換。アイコンを変更しているうちにデスクトップとVivaldiの見た目も変更したくなり,そのあたりまで手を入れる。

家内と,録画していた「刑事コロンボ」を途中まで見て,そのまま「ポアロ」を見る。終わってから仕事の続き。19時過ぎに夕飯を買いに出かける。夕飯を取っていると早出だった娘が帰宅。BSで満島ひかりが明智小五郎を演じたシリーズの総集編を見ていると大きな地震。福島・宮城県沖が震源で,久しぶりに長い揺れが続く。番組は地震ニュースに切り替わり,2時くらいまで流していた。

デスクトップはこんな感じになった。元々,もう少しアースカラーの丸みを帯びたアイコンで揃えたものの,それほど変わり映えしなくなったので,壁紙を変更したところ,一気にモノトーンのアイコンばかりになっていった。「仕事」のフォルダのみ,変更当初のイメージが残っている。ついでにバーも引っ込むようにしたので,作業中は全体,このような背景になる。

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