中卒さんのスタジオ

2人ではじめた社会人バンドに学生時代の友人が加わり3人になった。ベースはいなかったものの,ウインド・シンセでメロディを吹きながら,ベースラインをフォローする和之の能力に助けられ,曲もできあがってきた。 3回目のスタジオ入...

ロックと野球と関西人

あらためてその事実を確信したのは,町田町蔵詩集『供花』の大座談会のラストを目にしたときだ。出席者クレジットの「山本五十六連敗」はひとつの衝撃だった。「そりゃ,イソロクやろ!」と関西弁で突っ込み入れるまでもなく,センスのよ...

プレスリーは戻れない

ロンドンはずれにある,そのパブでは月に何回かエルビス・プレスリーのものまねショーが開催されていた。 物見遊山で出かけたときのこと。 探し出し見つけたそのパブは,ビルの地下にあった。急な階段を降りきると,扉はなく,そのまま...

ハイ・フィデリティ

昌己とは,読んだ小説のことを話題にした覚えは一度しかない。 まったくの偶然で別々に手にし,同じ感想をもった。数年前,『ハイ・フィデリティ』を読み終えたあとのことだ。 漏れ出た言葉はまったく同じだった。他人事とは思えない話...

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