犬なら普通のこと


文庫版をもう少しで読み終えるのだけど,解説者にならって記すなら,32章なんていうのは,シーンごとに1作の短編小説に起こしなおせば,80年代前半の作品になりそうだと感じずに,単行本のとき読み終えていたのはどうしてだろう。

本棚から『日出る国のスパイ』が出てきたので読み始めようかとページを捲る。『ペルーから来た風』は表紙のデザイン以外は,それなりに面白く読んだと思う。カドカワノベルズの2作『夢みるスパイ』と『誰かが悲劇』(だったと思う)の2作の軽さ加減にどうにも関心が失せた。

その後,文庫本や新書も(古本屋で)買ったけれど,あまり読んでいなかった。

この前書いたように『犬なら普通のこと』が1983年に出ていたら,まったくいろいろと変わっていたのだろうと思う。高橋源一郎も混乱しなかったことだろう。

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