家族を伴って多摩センターの奥まで買い物に出かけながら,ときどき昨年の3月11日からしばらくのことを思い出していた。
次々と起きたこと,起きることに対して,「想像力の欠如」のみを「禁止」に置くことでどれだけ真摯に向き合ったか定かでない。知ることと責任の在処のバランス感覚は必ずしも道具にはならないことを,どこかで嫌というくらい思い知らされたように記憶している。
私は音楽をリアルに聞いただろうか。
数日前,DGMのPodcastでKing Crimsonの“Islands”の3ピース(たぶん)アウトテイクがあがり,キース・ティペット抜きのバージョンを聞いた。30年,40年を飛び越えて届く音楽があることに,心底ホッとした。
脈絡なく,ただ忘れないように。