I don’t remember


「……てか?」というギャグを連発していたのは片岡鶴太郎だっただろうか。喬司がピーター・ガブリエルの3rdを聞いて,やたらと「てかってかってかっ」を連発するので何だろうと聞いたところ,“I don’t remember”の出だしだという。

はじめて胃カメラ検査を受けて思いだしたのはそんなエピソードだ。つまり,何も覚えていない。

朝食は軽めにとってよい,昼だけは抜いてきてください。そう指示を受けて13時にクリニックへ入った。上半身だけ病衣に着替え,左手に点滴ラインを確保される。口を開けて麻酔のジェルを保ったまま2分。検査室に案内され,医師の二言三言,マウスピースを固定されてラインに鎮静剤がセットされたあたりまでは記憶がある。液が体内に入ってくる圧をともなう痛みを上腕あたりに感じて記憶が途切れた。

目を覚ましたのは麻酔のジェルを含んだソファの上に毛布をかけられたまま横たわっている状態だった。まだからだに力があまり入らないものの,6脚が3×2列に並べられたすべてに私と同じような患者(とはいえないな)が横たわっている。

少しして看護師に呼ばれ,更衣室で着替えを済ませた。そのまま診察室で簡単な結果を聞き,会計を済ませると15時を過ぎていた。

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