図書館


雨が降っていないと思い,傘をもたずに家を出た。ポリポツリと雨あしがきになったが,一足遅れて出てきた娘と一緒になり,傘に入れてもらった。夕方,会社を出るときは本降りだった。永福町まで校正を届けた。いつもは明大前に戻り新宿経由で家に帰る。たまには吉祥寺まで行ってしまおうと思った。

吉祥寺に着いた頃,雨はほとんどやんだ。古本センターを覗き,そのままバサラブックスまで行く。雨のため,店先の均一棚は屋内にしまわれていた。さっとチェックし,あとは店内の棚を覗く。ポール・オースター『ガラスの街』(新訳のほう),神吉拓郎『夢のつづき』(文春文庫)を買って駅に戻る。

家内,娘と待ち合わせしているので,東中野で降り,歩いて駅前まで。先に家内と二人で店に入り,1時間ほどして娘がやってきた。

遠藤賢司の訃報。リアルタイムで聴いたのは「オムライス」が最初だったと思う。当時,細野晴臣がNHK-FMのDJをした特番で,遠藤賢司の特集があった。スタジオライブで,「オムライス」と「カレーライス」「満足できるかな」あたりを演奏した記憶がある。「オムライス」以外は別の番組で聴いたのかもしれない。久しぶりにYoutubeで「オムライス」を聴いたら,ドラムパターンが当時,細野晴臣作でしばしば用いられたパターン(YMO「CUE」,戸川純「夢みる約束」あたり),間奏のギターがとてもよかった。

矢作俊彦の「週刊新潮」長期不定期連載の第三回が掲載されたので,連載を読んだあと,全体にざっと目を通した。同社社長の発言が発端になった図書館に文庫本を置くかどうかの話題がとにかく多い。矢作俊彦の連載もこのテーマについて述べられていた。

図書館で文庫本を借りるという感覚が理解できないので,この小競り合いに述べることなどほとんどない。ただ,図書館について話題にするならば,宿泊(夕食とベッド付)サービスの充実を,というのが先のような気がする。

ときどき宿泊できる書店について話題になるけれど,書店に泊まってどうするのか,今一つ理解できない。書店は本を買う場所で,本を読むならば図書館だろう。優秀な司書がいて,夕飯が美味くて,宿泊できればいうことない。ときどき,ペンションなどで蔵書を公開しているところがあるけれど,規模が小さいし,初手から宿泊の目的が本を読むためではないのだから,いくつかあるサービスの1つ程度の位置づけだ。

パークハイアット東京に泊まったときのこと。宿泊者へのサービスとして図書館のようなフロアが確保されていたことを覚えている。イメージとしてはあれに近い。ただ,宿泊+夕食は従で,主たる役割は図書館だというのが違うのだ。

で,「記憶」の話を続けることをすっかり失念してしまった。とりあえず次回に。

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