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朝は調子が悪く,1時間ほど遅れて出社。打ち合わせ続きで,18時過ぎに会社を出て,郵便局の本局に向かう。STORES経由で引き取られた本を送る。歩いて帰る途中,日高屋で休憩。帰宅して,1時間ほど眠る。家内と夕飯をとり,娘が帰宅したので,そのままテレビを観て,サイトを調整。

母親から言われたことなどほとんど覚えていない。にもかかわらず,闘病中,見舞いに行ったとき,車いすを押しながら「お前は競わない」と言われたことは覚えている。もちろん,それは褒め言葉でない。

かといって私はマイペースでもない。マイペースだったら,母親からそんなふうに言われることはなかったと思う。小学校に入る前のことだったと思う。友だちと諍いになり,お互い手が出た。ところが,手が出た途端,手があたった回数に注意が向く。「2回多かったから,叩いていいよ」。これではおおよそ喧嘩になりはしない。似たようなエピソードの記憶がいくつかある。

一日の何時間かを家族以外と過ごすようになった頃,世間には他者とうまく競うことができる人が少なくないことに驚いた。何かに取り組むとき,その驚きがときどき首をもたげる。

40代を折り返したばかりの私にとって,今さら「お前は競わない」と言われても,これまでそれでなんとかやってきたのだからと思ったことを覚えている。10年前のこの時期のことだったと思う。

以来,ときどき母親の言葉を,私にしてはめずらしいことに思い出すのだ。

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