狭い

SynologyのルーターRT2600acが届いていたので,帰宅後セッティング。NASのIPアドレスを固定していたことをすっかり忘れてしまい,ルーターを交換したため,NASとつながらない。あわててTP-Linkのルーターを立ち上げ,ラップトップで設定を変更。したにもかかわらず,再起動させていなかったので,同じ工程を繰り返す。その後,NASともつながった。スピードは20%増。当然,快調だ。それよりも,レンタルサーバーかわりにNAS経由でサイトを立ち上げるためもあってルーターを交換したのだから,少しずつ設定を調整していくことにする。

徹としばらく連絡をとっていないうちに,友人との連絡手段は電話からメールに代わった。徹と連絡がとれるようになったきっかけは,数年前,当時,徹が借りていたアパート宛に送ったハガキだった。ハガキに私にメールアドレスを書いて,「連絡しろ」と。

昌己とは仕事のやりとりもあり,20年近く,メール,携帯で連絡をとっている。伸浩志はいまだに携帯をもっておらず,1年くらい前までメールアドレスも会社のものしかなかったので,会社宛にメールを送り,飲み会の日程調整などをしていた。裕一や喬史とはSNSのDMでのやりとりだ。

学生時代の友人たちとLINE上にグループをつくったものの,これがほとんど使われない。徹や伸浩は参加していないし,和之が妙なマルチまがいの勧誘ネタをふって以降,さらに使う頻度が減った。

徹からの連絡はFBのメッセンジャーを通してだ。この前,私から徹に式場隆三郎展の情報を伝え,徹から私に,子どもがクラフトワークしか聴かなくて困っているというニュースが届いた。昨日,昌己から式場隆三郎展についてのメールが届き,やりとりするなかでクラフトワークの記事が書きこまれた。

じかに会わなくても,それぞれが似たような情報に接していて,ネタだと思うあたりの勘どころも,ほとんど同じなのではないか。人数が増えても,狭い範囲の情報に反応しているだけかもしれない。徹と昌己に至っては,10数年の間隙があるにもかかわらず,その間に公開されたなかで,観た映画や美術展がどれほど被っていたことだろう。少し前の飲み会で,気持ち悪いくらいに一致して,これは別に会おうが会うまいが,ほんと,似たようなところを彷徨っているのだなと思った。

公約数が大きいとでもいうのか。出会って最初の数年の強烈な体験と,いや出会う前の趣味がかなり近しかった友人だから,それはあたりまえなのだろうけれど。奇特な友人たちだ,まったく。

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