寒くなった。雑誌と単行本，請負本の下版が重なってきて，だんだんと何を済ませたのかわからなくなってきた。原稿整理だけの仕事の振り分けもあるし。
19時前に退社し，下落合のカレー屋で家内，娘と待ち合わせ。夕飯をとる。帰ってからテレビを観て，家内が購入した電子チケット用に，迷惑メールの設定を解除したり，煩雑なことを。
眠る前，島田一男の洞門桜シリーズを読んでいたところ，アイヒマンがイスラエルに連れ去られたくだりを，形容詞のように使う文章に遭遇した。物語としての出来はご都合主義だけれど，そのなかに盛り込まれた知識量は，1960年代の執筆を考えると，かなりすごい。英語をカタカナに置き換えてカッコで解説するところだけを引っ張り出しても面白い資料になりそうだ。60年代のパルプ・フィクションには一様に，同時代の風俗や知識が盛り込まれていたのだろうか。小説として読む気にはなれないものの，盛り込まれた知識量については知りたくなる。
米国の大統領選挙の真っ只中，どうしたわけか本サイトに米国からのアクセス，それも一人が一度，どうでもよいページにアクセスするケースが昨日から増えている。かといってスパムの投稿でないし，どうしたものだろう。
本サイトは，一日に10人程度アクセスがあればよいほうという感じで，15年近く続けている。そこに10名の米国人が，どうでもよい投稿（少なくない）にどのようにしてたどり着いたのだろう。まあ，どうでもいいことではなるものの。
