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そもそもが平沢進のライブに足を運ばなくなったきっかけは1992年のHi-Resだったのでインタラクティブライブを会場で観た記憶はない。何回か,在宅オーディエンスとしてそれを観た程度。今回のライブのもとになる新譜も手に入れていない。

それでもコンサート直前にチケットを購入したのは,自身の単独ライブで最大のキャパシティをもつ会場で3公演行なう暴挙,それを目に留めておこうと思ったからだ。で,ステージ左右から近い列は販売していなかったので1,500~2,000程度はキャパシティを狭めていたとはいえ,あれだけ大きな場でライブを行なってしまえることには驚いた。

もちろん,平沢にとって数は質に還元されることはあるまい。ただ,場で行なうために必要な数は存在するのだから,それに対してはきちんと評価すべきであろう。曲(や仕立て)がライブハウスに合わなくなってきたと昭和の終わりだったか平成のはじめだったかにインタビューで答えていたはずだ。

それなりに長く平沢のライブを見た身にとっては,オペラのようにエラーあってのライブだから,もっともエラーが起こりやすい初日のチケットを購入した。

で,SNSで平沢がばら撒いている質の悪いものとはまったく異なり,そこで展開されていたのは結局,FEAR’S BRAVOと地続きだったことにホッとした。このおじさん,変わっていないのか,というように。(続きます)

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