郊外

小田急線が事故か何か知らないが動いていないらしい。急遽,田園都市線経由で仕事の待ち合わせ場所に向かう。

田園都市線というのは,三軒茶屋にでも用事がないかぎりほとんど乗ることがない。溝の口から先はあえて乗ることなくても事足りる(駅前に仕事に関する場所がない)ので,数年に一度,乗ればよい方だと思う。それが急なことであざみ野に降りた。5,6年前,駅前で打ち合わせ,そのあとブックオフに寄った記憶が蘇ってきたものの,町の様子はまったくわからない。

バスに乗り換えて山を切り開いてつくられたと思しき景色を眺めながら,なんだか大阪の郊外っぽいなあと思う。阪急で北東に向かう感じととても似ているのだ。東急沿線はどこか阪急沿線と重なるところがある。どちらも苦手な景色だ。丘陵地帯をかき分けて線路が敷かれ,それに並行して道路と両側に店が並ぶ。とはいえこらえ性はなく,すぐに緑が多いといえば聞こえがいいものの,閑散とした景色になる。しばらくすると,先ほどと似たような景色が現れる。

結果,これまでの半分近くを西武線沿線で過ごすと,そうした光景をよそよそしく感じるのだ。

帰りは向ヶ丘遊園駅まで出た。ここの駅前が無茶苦茶,再開発らしい力業で過疎化していることに驚いた。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top