古本フリマ

2014年5月,みちくさ市にはじめて参加した。それから5年間,ときどきの古本フリマは何かわからないものの,どこか区切りのようにして立ち現れた気がする。

新型コロナ禍で4年間,みちくさ市は休止して,この4月に復活する。応募日当日,メールを書いて準備して投函,なんとか場所を確保することができた。参加してきた5年間と休止の4年間。不思議と休止の4年間が短く感じるのは再開が決まったからなのかもしれない。

みちくさ市以外は,宇都宮の古本フリマに参加したくらいで,たぶん他には参加していないはずだ。みちくさ市絡みで,渋谷LOFT9の古本市に参加したことはあったものの。

この前,事務所で地味に開いた古本フリマで,初日早々に「nice things.」が2冊,伊丹十三の文庫が別々の人に2冊売れたような驚きがおもしろくて,たぶん古本フリマに参加しているのだと思う。”よい本”とは決して言うつもりはなく(たぶん何があっても自分が選んだ本を”よい本”と言う日はこないだろう),”本好き”などとも口がどうなっても言わないけれど,それでも自分で選んだ本が他の人に選ばれるたのしさを伝えることはできる。

4月のみちくさ市がたのしみだ。

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