無意識

「無意識」という言葉に,逃げ場としての役割を潰させえてしまったのはフロイトで,そのことはある意味で罪だと思ってきた。「無意識なんだからしかたない」でものごとから逃げられないよう,雁字搦めにしてしまったのだ。 すっかり忘れ...

北千住

昭和の終わり,東武伊勢崎線を頻繁に用いるようになった4年で変わったことは,北千住,浅草,上野,新御茶ノ水といった駅が,身近になったことだった。とはいっても,その後,変わらずそれらの駅を利用しているかというと,そんなことは...

近況

仕事が立て込みはじめるとともに,数年前から発症した花粉症が今年は非道く,先週末から散々な体調に陥る。花粉症の対症薬とともに風邪薬を飲むことがあるのは,結局,風邪と同じ症状になるからだ。 花粉症の対症薬を飲み始めてから,悪...

再読

矢作俊彦の『引擎/ENGINE』(新潮文庫),再読。単行本刊行の際に記した記憶があるのだけれど(といいながら,確認したところ見当たらない),この凶手は傑がモデル,というか傑の物語が続かなくなったので,この凶手が出来上がっ...

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