敗戦後論

夏休みに新古書店で購入した加藤典洋の『敗戦後論』がもう少しで読み終わる。そのまま『戦後的思考』を読み返すつもりが,こちらだけで気持ちが殺がれてきた。以前,文庫本で読んだときの感想など覚えていない。ただ,読み返してみて,佐...

北村薫

読書会の課題は北村薫の『飲めば都』(新潮文庫)だった。 戸板康二から泡坂妻夫直系の短篇推理小説家として北村薫が登場した頃,一連の作品には代替できない魅力をもっていたと思う。戸板康二の物語を新井素子の語り口で展開するという...

よいこと

世の中には悪者とかいい者なんていないんだよ。お伽の中にしかいないんだ。悪いこととか良いことなんてのもないんだ。あるのは悪いことをしようとすることと,良いことをしようとすることだけなんだ。 矢作俊彦:スズキさんの休息と遍歴...

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