……FM東京のある番組で俳優の藤竜也と作家の矢作俊彦が対談し,矢作がこんな話をしていた――“結城昌治さんは僕より何十倍も上手いけれど,でも,あの人の描く街はどこも杉並区なんですよね”と 池上冬樹:ヒーローたちの荒野,p....

不愉快

不愉快なことがあると,辻潤と凍結前のP-MODELを思い出して,こころを落ち着かせることにしている。 それにしても世の中,最低の輩はいるものだ。思い返せば,Webに日記を記しはじめたころのことだから,10年か。何だかやけ...

死の報酬

どこで手に入れたのか忘れたものの結城昌治の『死の報酬』(講談社文庫)を読み終えた。このシリーズの第一弾『死者に送る花束はない』も後味は悪かったけれど,探偵小説としては面白かった。この本も読み終えた感想は先の小説と同じだっ...

15年

20歳からの15年間で,20世紀末を迎えたときには,この15年で世の中変わったなあと思ったはず。15年の間に,バブル期をはさんで4回引っ越しをし,あげく家庭をもったのだから,世の中が変わらないはずはない。 35歳からの1...

反精神医学

昭和60年代に,反精神医学系の本を集めていたことがある。宇都宮病院事件があった後,一方で三枚橋病院のことがとりあげられ,悪い石川とよい石川など比較されていた時期だ。 矢作俊彦の『真夜中へもう一歩』が単行本化され,後に福田...

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