SKA

日帰り出張の翌日,6時間を越えるスタンディングライブに行くというのはいかがなものだろう。還暦の声がそろそろ聞こえてくるのだ。

前日,車中で眠ったこともあり,平日より少し遅いくらいの時間に起きた。朝食をとり事務所に行く。片づけを少ししてから出る。大門経由で京急川崎まで行く。開場が14時なので,あまり時間がない。簡単に中華料理を食べてクラブチッタ川崎に向かう。ちょうど徹と落ち合うことができたので,それから7時間近く,だらだらと過ごす。

スカヴィルジャパンなるイベントが25年も続いていることを知る由はない。スカといえば,マッドネス,スペシャルズ,せいぜいボディスナッチャーズやトロージャンズあたりで止まっている。POTATO5とか90年前後まではそれなりに聴いたものの,1990年は32年前。25周年のイベントより向こう側にある。

新型コロナ禍に,誘われなければ行きはしないものの,誘われるとつい出かけてしまう。

15時スタートまで少しあったけれど,徹曰く,DJタイムにかかっている曲はほとんどこの30年,変わらないとのこと。で,タイムテーブルが出ていないし,チッタはどうもボーカルマイクが聴きづらいので,どのバンドが出てきたのかファンでもないかぎりわからないという状況。

最初に登場したのはホーンなしでトイドールズのようなバンド。それでもフロアは盛り上がっている。ホーン3本くらいのバンドが続くものの,スカコアとかパンク混じりなどなど,スカでくくってみたものの間口は広いという印象だ。

途中で,チケットをビールに交換し,飲みながらだらだらと聴いていた。いまはいつだと思うほど,酔っ払いとステージ前の混沌。渋谷コンタクトでの踊ってばかりの国のライブをおとなしく感じてしまうくらい。

ラスト1バンド前で出て,川崎駅地下でラーメンを食べて帰宅。今度こそ本式に疲れた。

淡路

淡路は青砥のようなものだ。

日帰りで大阪まで出張に行ってきた。相変わらず慌ただしいなかで準備は前日に手を付けるという案配。安売りチケットショップで東京/新大阪の往復チケットを購入し,明日使うためにみどりの窓口で交換する。当日は8時過ぎに出発するのでみどりの窓口は開いてはいるまい。

9時前に品川駅に着き,CAFE&BAR TAMEALS品川でモーニングを注文する。ホットコーヒーはテイクアウト用のカップに頼み,少しだけ飲んだあと,車内にもっていく。新型コロナはどこふく風というか,自由席はそれなりに混んでいる。新大阪から御堂筋線・北大阪急行経由で千里中央駅まで。数年前,取材でここまでは来たことがある。モノレールに乗り換え万博記念公園で下車。半世紀以上ぶりに太陽の塔を左手に眺め,本の設置会場に向かう。

1時間少しほどで設置を終える。山田まで出て駅ビルで昼食をとる。ビールを飲んでしまったのがまずかった。そのまま梅田に行くはずが,うとうとすると柴島(くにじま)を出たところだった。てっきり梅田まで直行だとばかり思っていたのだ。次は天神橋筋六丁目とアナウンスがあり,これは乗り換えをする必要があったのだと気づく。慌てて降りたはよいもののどこでどう乗り換えるべきか。柴島まで行き,ホームに降りてみる。乗り換えはなさそうだ。iPhoneで検索すると,淡路というところで乗り換えるらしい。数分後に来た電車に乗り,やっと淡路まで到着,梅田行きに乗り換える。

梅田につくあたりで,この乗り越し,都内でも似たようなことがあるなあと思って考えていると,青砥の乗り換えを思いつく。青砥から押上に持っていかれてしまうあたりと天神橋筋六丁目の手前あたりの感じが似ているのだ。淡路は青砥のような場所だということだ。

梅田で古本屋を少し覘き,結局,駅ビルの蔦屋書店の古書コーナーで島田一男やらなにやらを購入した。新大阪まで行き,駅弁とビールを買って始発に乗り込む。22時前に帰宅した。なんだか疲れた。

9月

日帰りで出張したからといってだいたいが片づくわけではない。相変わらず。あっちの仕事こっちの仕事を繰り返す。

月曜日は仕事を終え,ひさしぶりに大塚のブックオフに寄る。家内が知人と夕飯だというので,帰りにこれもかなり久しぶりに北口の中華料理店で夕飯をとる。

SUICA記録をたよりに30日から2日まで事務所で仕事を片づけていたようだ。土曜日は午前中から事務所で仕事をして,夕方,床屋に行く。そのまま東中野まで歩き,ブックオフで本を購入。高円寺に移動して,十五時の犬で何冊か。サンカクヤマの均一から1冊。palからルックに戻り,家内と落ち合う。買い物をして夕飯用にお弁当を手に入れて帰宅。

日曜日は,昼前に事務所に行き,メールを数本出す。13時過ぎに家内と元町まで行く。フードフェアが開催中で覘きにきた。チケットを買い,軽く昼食を済ませる。かなりの人混みで,歩きながらアルコールを飲めるようなシチュエーションに人は結局,集まるのだろうな。古本屋で本を1冊購入して帰宅。やけに疲れた。

ドナルド・E・ウェストレイクとレン・デイトンをただただ読み返す時間と場所を確保できたらとふと感じる。

岡山

日帰り出張。

6時くらいに起きて7時に家を出る。品川経由で岡山まで。片道4時間ほどで着くとはいえ,3時間を超えると新幹線はつらくなってくる。昼前に到着し会場を探す。一箱古本市に用いたカートに本を詰めた段ボール箱を重ねているので,かなり重い。

4時間ほどの集会で,とりあえず交通費の倍くらいは売上を確保し,新刊の周知にもつながった。カートが少し軽くなったので,近くの古本屋を探すと,イオンモールに古本市場が入っているとの情報が出てきた。駅から歩いてイオンモールまで行く。案内をたよりに5階だったかに上がると,どうもそれらしき店が見当たらない。少し探して,それは古本市場のトレーディングカード専門店であることがわかった。かなり落胆して駅まで戻る。地下の一番街でとりあえず昼食と夕飯を兼用して食べることにした。

簡単なおみやげを買い,18時台の新幹線に乗り戻る。自由席はかなり混んでいたので,バッグから本を取り出すことをあきらめ,眠ることにした。21時過ぎに品川に着き,22時前に帰宅。

20年くらい前,学会出張の帰りだけ,広島から東京まで新幹線で帰ったことがある。それがどれくらいの時間かというと,車中,逢坂剛のスペインもの1冊を読み終えてしまったことを覚えている。それに比べると岡山は数十分短くて済むけれど,まあ東京から新幹線で移動する限界だろうな。

9月は高槻で開催されるひとり出版社フェアのセッティングのため,日帰り大阪出張なのだけれど,岡山に比べると,まだましに思えてくる。翌日,クラブチッタでスカバンドのライブチケットを手に入れていることはとりあえず忘れることにしても。

このところ

新雑誌の見本が届いてからは多重課題をこなす日々。書き留めることはあれこれあるものの,すっかり滞る。

金曜日は昼前に武蔵浦和まで出て新刊見本。事務所に戻り,執筆者への贈呈作業をすすめる。

土曜日は徹のところへ行く。拝島経由で八王子乗り換え片倉。駅近くの喫茶店に入る。1時間ほどいてからバスで徹の家の近くまで行き,そこから歩く。日頃,運動していない身にはかなりよい運動になった。シアタールームで石橋正次主演の「あしたのジョー」。これがなんというか想像よりも遥かによくまとまっていた。マッドネスとくるりのライブをみて,なんだかここでこれまで観た作品のなか,どれも真っ当なものばかりだった。八王子まで行き夕飯をとり別れる。

日曜日は事務所で仕事。夕方から家内と池袋の三省堂で開催されている古本市に行く。20時までというので慌ててチェック。文庫を数冊購入。お弁当を買って帰宅。

月曜日はチラシが届いたので発送の準備。週末からこればかりのような気がする。作業を終えると時間が過ぎているので得した気がする。

火曜日は3人の方の加勢を得てリターンの発送作業。300冊ほどをヤマトのDM便で。作業を終えてから早めに帰宅した。

その間に学会納品もあり,販売作業ばかりしていた。水,木と仕事の電話は増え,そのたびに各種発送の作業を行なう。

金曜日は雑誌のデザイナーと打ち上げ。昌己にも声をかけて中井の錦山で。22時過ぎで切り上げたとはいえ,よく飲んだ。

Top