東日本大震災。職場からは,郵便局で郵便を送った後,都電を使って1時間程度で帰る。補習に出かけていた娘は学校に泊まることになった。家内は,しばらく新宿西口でタクシー,バスを待ち,娘を迎えにいこうとしたものの,帰りが不安なため,動いたばかりの大江戸線で帰ってきた。
短歌に音楽
かえす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ 北原白秋
「確率の丘」平沢進
行きて負ふかなしみぞここ鳥髪に雪降るさらば明日も降りなむ 山中智恵子
「Epitaph」King Crimson
コストパフォーマンス
このところの「チャイナマンズ・チャンス」を読んでいると,『ロング・グッドバイ』(THE WRONG GOODBYE)のいくつかの場面が入り込んでいる。「眠れる森のスパイ」や「気分はもう戦争」あたりならば理解できなくもないが,『ロンググッドバイ』は角川書店から出た単行本だろうに。あまり気にしないのだろうか,そんなこと。
もとをたどれば「NAVI」の「SO LONG」のとき書いたカットだろうと思うのだけど,それはコストパフォーマンスいいな。
平沢進も,そういえばいちど作った曲の使いまわしには長けているし,まあ,おおむね,そんなものだろう。
P-MODEL
平沢進のUSTを見ながらあれこれ考えていた。
“Another Day”をはじめてライブで聞いたのは,当時,大宮にあったフリークスというライブハウスであったと思う。「ゼブラの日」まで,何回か出かけたライブでも演奏されたはずだけど,その後,しばらく演奏されなくなった。
どこかのライブのMCで,土屋昌巳が司会をしていた12CHの番組に平沢が出ると言ったものの,放送の際は結局,そでに引っ込んで最後にちらりと映っただけということもあった。
“Another Day”はときどき演奏されたこともあったが,いつの間にか途中の台詞はなくなっていた。
この曲は,コード進行だけ決めておいて,せーので一発録音のようにして出来たということを,どこかのインタビューも読んだ記憶がある。