週末

土曜日は,小雨になっていたので昼前,棚を押して事務所まで。先週,昌己が提案したとおり,上がり框の先に,自宅にあった移動式の棚を置き,本を並べることにした。大泉学園の家具屋で20数年前に買った代物だ。本をチェックして,並べるものに値付けしていく。14時くらいから原稿整理。来客なく,16時過ぎに帰宅する。家内と高円寺まで。野方でほとんど早めの夕飯という時間に昼食。SAD CAFEのいつもの席は埋まっていたので入口近くで。

高円寺行きのバスがすぐにくる。買い物をして醍醐でお弁当を買う。東中野経由で帰宅。夕飯をとり,踊ってばかりの国の配信ライブをみる。

日曜日も雨が小降りになってきたので本をカートに載せて事務所まで。荷物を降ろし,茗荷谷の会社に行く。すべき仕事を優先して,早めに退社。とはいえ,池袋のデパートで夕飯のおかずを買うのに中途半端な時間。ぷらぷらしながら,若干の値引きを目当てに調達。都議選の投票を終え帰宅。夕飯をとって,下津さんの下北配信ライブをみる。

熱海では大規模な土砂崩れが起きた。矢作俊彦は熱海に引っ越したのではなかった。とくに報道があるわけではないものの心配。

今朝は中山ラビの訃報。1983年だっただろうか。小岩のアパートに住む中学時代の友人宅に一泊させてもらったことがある。FM東京の番組の公録で,加藤和彦が当時,プロデュースした中山ラビ,大空はるみ,梓みちよのライブだった。バックはほぼムーンライダーズに美尾洋乃もいたはずだ。

このとき聴いた「スローモーション」がとてつもなく恰好よかった。こっそりウォークマンで録音した音源が,その後,FMで流れた音よりもはるかによかった。それにしてもどうしたわけで,公録を録音しようなどと思ったのだろう。

国分寺まで歩いて20分くらいのところに徹が住んでいた頃,ほんやら洞に何度か入ろうとしたものの,タイミングが悪く,結局,一度くらいしか入ることはなかった。まだ,中山ラビが店主でなかった頃かもしれない。GOK SOUNDがあった頃なので。数年前,お世話になっているイラストレーターが陶芸家の個展の際,アコースティックライブを見に,昌己夫妻と国分寺まで出た。家内,娘も一緒だった。そのときは中山ラビが店長だったはず。とはいえ,ここでも混んでいて入れずに,駅のほうに上がった小洒落たビルで夕飯にしたと思う。

加藤和彦がプロデュースした3枚のアルバム,特に「MUZAN」は名盤だと思う。公録ライブは最後,4人がステージに上がり「リリー・マルレーン」で閉められた記憶がある。下津さんの“Bird Song”がデヴィッド・ボウイの“Life on Mars”のオマージュだとすると,加藤和彦の「ハリーズ・バー」もそうではないかと思ったところに,「リリー・マルレーン」を歌ってみたら,なんだか“Life on Mars”っぽくなってしまう。結局,もとをたどると「リリー・マルレーン」なのだろうか。

いや,私が歌った「リリー・マルレーン」はサビだけが「リリー・マルレーン」で,その前は違う曲のような気がしてきた。

7/1

雨。偏頭痛気味。少し遅れて出社。18時過ぎまで仕事をして退社。雨が非道くなる。日高屋で休憩したところ,眠気が襲ってきて,2/3以上眠ったまま山手線を一周してしまう。家内に頼まれたものを買って帰宅。夕飯をとり,テレビを観てから眠る。

梅雨というよりも雨季といったほうがよいような非道い雨降り。いきおい体調は芳しくない。

徹から事務所(賃貸?)祝いが届く。先週の土曜日,伸浩,昌己からもお祝いをいただいた。うれしいとともに皆,社会性を身につけているのだなあと感慨一入。週末土曜日は事務所を片づけ,さすがにそろそろ電気を使えるようにしようと思う。会社まで行くよりも,意外と仕事が捗るので,進行中の本のゲラをもっていくことにして。

6/30

残りの請求書を出して,原稿整理しながら新刊の素読み。19時過ぎに退社。高田馬場で降り,元ワインバーが場所を変えて再開した店まで歩く。フルーツサンドを買おうと思ったものの,一時中止にしているとのことで,パンと焼き菓子を買う。芳林堂書店で,短編漫画何とかというシリーズの第2巻を購入。ダディ・グースの「焼けっぱちのブルース」収載。あ,サイト更新しておかなければ。帰宅してマンガを読む。北杜夫がドビュッシーのライトモチーフに影響を受けて『幽霊』を書いたことを思い出した。矢作俊彦の小説のライトモチーフをダディ・グース時代の作品まで辿る作業を評論家はすべきだろう。

このところいつの間にか抱えこんでしまっていた厄介事への憂慮は,「焼けっぱちのブルース」を読み,すっと軽くなった。

6/29

雨。夕方過ぎから非道い降りになってきた。19時過ぎまで仕事。請求書発行作業は先月よりスムーズになった気がする。池袋でブックオフに寄る。矢口高雄のマンガと文庫本2冊購入。池袋では雨が止んでいたにもかかわらず,高田馬場あたりで大雨。マンガを読みながら下落合駅で雨宿り。小降りになってきたので改札を出る。が小降りは途中までしかもたない。その後は,雨宿りまでの非道い降りに戻ってしまった。

帰宅後,夕飯。テレビを見ながらパソコンでサイトの調整。

先月も書いたとおり,営業や経理の仕事は,日→週→月,とルーティンをこなしていくことが基本だと,この年になってようやく理解する。30年以上,そうした仕事に携わってこなかった。いや,業界紙の記者時代の仕事は,まあそんな感じではあった。ただ,することは日々変わるので,結果,日刊紙の下版で,今日の仕事が終わった,というようにはあまり思うことはなかった。

一日の仕事というのが,取材先に行ったり,原稿を書いたり,会見に顔を出したり。ルーティンという感じではなかった。月刊誌,年二回の名刺広告集めも,ルーティンから程遠い。

その後,出版社の編集の仕事を続けると,人によっては違うかもしれないが,およそ決まった仕事を繰り返しているようには感じない。なおさら,営業事務や経理の仕事はその点からすると新鮮だ。ただ,この仕事を10年単位でする自分の姿は想像できないし,相応しいスキルをもっているとは思えない。ただただ新鮮に感じるだけのことだ。

元町

天気予報がはずれるのはめずらしくない。雨の予報が曇りで持ちそうなので,家内と元町までチャーミングセールを覘きに行く。

13時過ぎに家を出て,渋谷経由で元町に着いたのは14時過ぎ。早いものだ。一本奥の通りにあたらしくできた花屋の二階がカフェになっている。昼食をとることにした。何という種類か知らないが白い毛を丸く刈りそろえた犬があちこちに。元町まで犬を連れて車でやってくるらしい。17時に待ち合わせて家内とわかれ,石川町のほうまで歩く。16時過ぎになったので,横浜銀行の椅子で文庫を読みながら時間を潰す。

家内と落ち合い,地下鉄駅のほうまで戻りながら,店を覘く。Kent Aveでシャツを一枚購入。元町プラザにできた食料品店で買い物。と,ここ,昨年まで洋食屋だったはず。もたなかったのか。渋谷で夕飯を買い,20時前に帰宅。夕飯をとり,STORESに数点登録。

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