6/21

夕方から打ち合わせがあるので,慌ただしい。14時半くらいに事務所を出て東京駅まで。久しぶりに丸善まで。ビルに入ったこのあたりの店はかなり閉店するよう。ホテルのラウンジで2時間くらい打ち合わせ。17時過ぎに終わり,そのまま丸善を覘く。本は買わずに,帰りがけ広場にあるチョコレート店でアイスを買う。この店も6月いっぱいで閉店だという。

大手町から東西線で高田馬場まで。中華一番館で久しぶりにビールとつまみで休憩。帰宅し,仕事の続きをしようと思い,数週間ぶりにWindowsのラップトップを立ち上げたところ,更新に時間がかかってしまう。ストレスなく動くようになるまでかなり時間がかかる。夕飯をとっている間にようやく終わる。

新しい会社の件,既存の会社を残したままでスタートするのがよいのかもしれない。その線で考えてみる。

週末

土曜日は雨。朝食後,本棚を1本空にしてカートに載せる。その後,本を詰めて事務所まで行く。傘をさして本棚をカートで引っ張っていくのは一苦労。それでも本がこぼれたり,書棚が倒れたりすることなく無事に到着した。

本棚をセッティングして,本を並べる。その後,値札を書いては挟む。一段落したのは12時過ぎ。Kindle Fireからスピーカーに飛ばして曲をかけながら仕事。単行本1冊分の構成がようやく頭に入ってくる。途中,ときどき本を拭いたりしながら,仕事を続ける。15時過ぎに,先週いらした方がまた寄ってくださる。銭湯へ行く途中だという。しばらく話して,コンビニ本の『ゴルゴ13』三冊100円を購入いただく。16時で閉めて,家内と野方まで。パンを買って,遅めの昼食。はた書店を覘く。相変わらずすごい品揃え。新しくできたスイーツショップでケーキ,夕飯用にお弁当を買って帰宅。

日曜日は,午後から事務所に行く。軽く掃除をしてから,昨日の続きの仕事。15時くらいまでやって帰宅。昼食をとり,少し眠る。起き出してから仕事の続き。Mac版のWordは一時,Windows版よりも進んでいるといわれたものの,最近は画面がどこに行ってしまったのかわからなくなることがあって,いまひとつ使い勝手ばよくない。

買い物に出かけていた家内が帰ってきたので夕飯。父の日ということで鰻重を奢られる。山手線が止まっているとのことで,娘は池袋から歩いて帰宅。

来週末は昌己と徹が事務所にくるというので,伸浩にも声をかけた。

Universe

喬史からLINE。同じクラスにいた奴の名前が知りたいとのこと。この手のやりとりには頼りにならない私と裕一がしばらくあれこれやりとり。卒業アルバムを引っ張り出せばよいのだけれど,この3人,殺し屋のようにはすぐ手元に出てくるわけがない。喬史に至ってはアルバムを買っていないという。あれは強制的に買わされるものではなかったのか。

頼りになりそうな二人から夜遅くに返信。名前がわかったところで,早速,Google検索してみた。別に大切なことでもなんでもないので条件反射のようなものだ。

大手新聞社の地方版,ランチ紹介の記事のなか,毎日,ランチがたのしみだとうれしそうに語るそ奴の名前がみつかった。写真が掲載されていたものの,パッと見,知り合いとは思われない。やけに太って,記事が記事だからニコニコした一葉だった。体型については,ひとのことを言えたものではないが。

SNSはFacebookをクローズドで使う以外,頑なに手を出さない徹とこの間,メッセンジャーでやりとり。「おぼえているよ。奴のアパートでブレイクダンスを見せられた」という無茶苦茶面白いエピソードを放ってきたけれど,奴を覚えているかどうか知りたいのではなくて,名前が知りたいのだというと「覚えてないな」。徹は人の下宿にきて,ヒンズースクワットをやって帰っていったのだけど,忘れているのだろうな。

6/16

誤植やら出版契約書に則ってクレジットが表記されていないだとか,別々の企画で対応すべきことがいくつも出てきた。誤植の件はさておき,クレジット表記については昌己に相談すると,当初考えていた対応をとらずに済みそうな按配。ホッとした。

19時前に退社。高田馬場でドトールに入り,校正の赤字合わせ。久しぶりに芳林堂書店に行き,「本の雑誌」とアーサー・マッケンの文庫本を購入して帰宅。

アーサー・マッケンの小説を最初に読んだのは,『夢の丘』が文庫に入ったときだったと思う。ラヴクラフト系の小説は結局,他の小説家に移ってもラヴクラフトに戻るしかない隘路だと感じたなか,唯一,アーサー・マッケンの『夢の丘』は違うなと思った。

中井英夫の『虚無への供物』からスタートし,講談社文庫の黒カバーで夢野久作,小栗虫太郎,日影丈吉,ウォルポールまで辿る。あとは結局,角川文庫の独壇場で,そのうちに推理創元文庫と現代教養文庫,中公文庫あたりを行き来するようになる。昭和50年代の読書体験を思い返す。結局,矢作俊彦がこれらの作品を一掃するのだから,小説家との出会いは妙なものだ。

アーサー・マッケンの小説は,思えば,狭く足りない知識を後生大事に抱え世の中に出ざるを得ないものにとっては,福音のように感じた気がする。その後,世の中,それでは通じないことにぶつかり続けるのだけれど。「パンの大神」の最初あたりを読みながら,平沢っぽいなあと苦笑してしまった。

6/14

昨日バグった請求書の件でSEに連絡。午後になり,概要がわかり,先に清算スミの項目を二重に計上していたことに気づく。いやはや。各サイトに新刊のデータを登録し,営業関係の仕事を一区切り。原稿を読み,著者にメール。20時前に退社。雨が降っている。帰宅後,夕飯をとり,サイトの更新など。

仕掛の大きな本について,搬入のめどがついたので,今月後半の打ち合わせに向けて,もろもろ準備をすすめなければならない。了解が得られれば,やっと会社の登記を始めることになる。

万事が遅いのは生まれついてのことで,いくつもの局面でそう感じたことを思い返すことは容易い。ただ,ときどき早めに手を打つことがあって,しかしそれが奏功したためしがないことも事実なのだ。自分のペースですすめるにこしたことはない。

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