権田萬治

この前,高尾に打ち合わせに出かけた帰り,駅前の古本屋で権田萬治『日本探偵作家論』(講談社文庫)が200円で売っていたので購入。帰りの電車でページを捲っていると,なんともなじみ深い表現。1970年代,こんなふうに探偵小説は...

竹内敏晴

古本屋で『セレクション 竹内敏晴の「からだと思想」2 「したくない」という自由』が売っていたので購入。竹内さんの原稿を読むと,1節からあれこれと考えが及んで,なかなか進まない。 鞄のなかに入れ通勤途中で読んでいる笠井潔の...

KEY

新井薬師のアパートに住んでいたときのこと。西新宿から自転車で帰ってきたはよいものの,家の鍵をどこかに落としてしまった。合鍵を戸外に忍ばせておくなど,ばからしいと思っていた頃のことなので,鍵を失くしてはどうにも家に入れない...

出会いがしら

私が昔から不思議でならなかったことは,医師にでたらめな死亡診断書を書かせるか,あるいはそれを偽造すれば,警察の目に触れずに,死体を直接火葬場に運べるわけで,こんなことをされたら大変であるのに,どこの役所でもこの処理を意外...

記憶

というわけで,ここ1,2か月で読んだ小林信彦の文庫本は以下の通り。『昭和のまぼろし』は,母親が入院していた際,病院内の書店で他に読みたい本が見つからず,買って読んだ記憶がある。病棟の本棚は充実していたのだけれど。 人生は...

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